上り坂、下り坂、まさかを乗り越えたやつは強い

おはようございます。

池田諭史です。

今回は自分の教訓にしていることを書きます。

故野村克也監督の言葉の一つに

「人生には三つの『さか』がある。上り坂、下り坂。そして、まさか、だ」
という言葉がある。

人間調子が良い上り坂な時もあれば、調子が悪い時は下り坂になることはしばしば。

上り坂、下り坂はある程度自分の管理下にあるらしいのですが、何より大事なのが「まさか」が来た時に人は試されるとのこと。

野村さんは日本で初の選手と監督を兼任したプレイングマネージャーとなった方。
そして当時弱小だった東京ヤクルトスワローズを優勝に導いた実績がありますが、華やかな経歴とは裏腹に苦労も積み重ねてきた方でもあります。

プロとしてはテスト入団の今でいう育成枠からのスタート、しかもテスト時どうしても肩が弱く遠投が規定の距離に届かない。
普通ならそこで終わるはずが、当時入団テストを見ていた試験官に、も少し前に出て投げてもいいと言われたとのこと、普通ならここでプライドが邪魔して意地はって投げない人もいそうですが、遠慮なく線を越えて投げて規定距離をクリアした。

ただ試験中に普通そんなことも言ってもらえることはないと思います、当時の試験官を担当した方は野村さんに何か持っていると思わせたということがご縁を紡いだなと感じます、これが一つのまさかとのこと。

もう一つは南海の監督を引退をして解説者、評論家として活動していた時に、当時のヤクルトスワローズの社長直々に本物の野球を教えてくださいと監督就任依頼がきた。
今ではIT野球という考え方が浸透してきていますが、当時の野村さんの考えは理論的すぎと言われ、あまり人気ではなかったとのこと。
それでも見ていてくれる人がいた、これがもう一つのまさか。
そしてそこからヤクルトスワローズの黄金期を作った。

そして野村さんが伝えたいことが

「まさか」とは努力の積み重ねが引き寄せた幸運や良縁のようなもの。野村監督は見えない力を信じるからこそ、人生論を最優先で説いた。「人は他人の評価で生きている。そして努力する姿をきっと誰かは見ている。だからどんなときも気を抜かず頑張り続けなくてはいけない」
引用元:河北新報

全てはこの言葉に詰まっているなと思いました。

今は結果にならなくてモヤモヤすることもあるけれど、あなたの努力はきっと誰かが見ています。
その時が来た時にチャンスをつかむためにも自分がやってきたことを信じて行動していきましょう。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。


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