【サッカー】監督、指揮官の名将の基準、どう判断をするか?

おはようございます。

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はじめに

サッカーを見ていて感じること。
チームは選手の個人ありきではあるが、その選手達をチームとしてまとめ戦術に落とし込む指揮官たちのすごさ。
よくあの個性の塊の集団をまとめているなとつくづく感心します。

スポーツの場合、主役は選手達ではあるがそれを掛け算で構成している監督の手腕が素晴らしい。

こちらはサッカー漫画では珍しく監督が主人公のお話。
弱小クラブを立て直す達海猛監督が織りなす戦術はまさにタイトル通りだなと。
ふと漫画を読んでいて思ったことがあります。

現実の監督たちではどうなのかということ。
今回は現実において対照的な2人の監督について感じたことを語ります。

1.3ヶ国三冠グアルディオラ


サッカーダイジェストWeb

まず紹介する監督は現在マンチェスターシティで指揮を執るジョゼップ・グアルディオラ監督、通称ペップ。

ジョゼップ・グアルディオラ監督は現役時代からバルセロナ時のドリームチーム時代、スペイン代表での活躍など選手としても超一流でした。

引退後に監督となり、
スペイン:FCバルセロナ
ドイツ:B・ミュンヘン
イングランド:マンチェスターシティ
と率いたクラブでリーグ、カップ戦、チャンピオンズリーグなどたくさんのタイトルを獲得しています。
これだけ見ると実績としては名将と呼ばれるのは必然だとは思います。

名選手名監督にあらず」という言葉があるがグアルディオラはどちらも手にしています。

ただ1点だけ、どうしても気になるのが…
もしもグアルディオラが弱小クラブを率いたらどうなるのか?”です。
今まで率いたクラブに共通するのは、
・すべてビッグクラブであること。
・選手の能力に事欠かない。
・欲しい選手は9割獲得できる。

もちろん戦術などについては、5レーンと呼ばれるポジション取りの考え方、GKのリベロ化、偽サイドバックなど改革は起こしているという実績はあります。
その実績を買われて今があるので実力自体は疑うつもりはありません。

ですが監督の考えを実行できる選手たちがいる、戦術のテストをしても個人の能力である程度は勝てるクラブであれば果たしてそれは本当に実力なのか?

そんなグアルディオラ監督ですが、大問題となっているマンチェスターシティの不正問題が挙がったこともあり、インタビューではニュアンスを濁して答えていたが来シーズンは指揮せずほぼ辞めるのではと推測します。

FFPをきちんと守っていたとしたら本来獲得できなかった選手もおそらくいたはずで、金の力で優勝できたんだと外部から言われてしまうのは本人のプライドを傷つけたのは間違いないのと嘘をついたら離れるとも応えていたので。

実績が驚異的であるため辞めた途端に欲しがるクラブからオファーは多数だと思いますが、今後もビッグクラブに居続けるためにだけに監督をするのか、念願の母国スペイン代表の監督か、あえてお金抜きで他のクラブでチャレンジをするのかどうかは見てみたいというのはあります。

ただ本人の思考的に哲学と理想を追求する人なのである程度選手に能力がないクラブには行かないとは思いますが…
もし資金も戦力もないクラブでリーグ優勝ができたのであればだれもが認める本物の名将になると思います。

2.ミラクルを起こしたラニエリ監督


football zone

比較対象として個人的に好きな監督で現在セリエBのカリアリを率いているクラウディオ・ラニエリ監督を挙げます。

ラニエリ監督はイタリアセリエAにてプロ選手としてデビューはしていますが、特に目立った経歴はなし。
監督業は引退後イタリア下部のチームを率いるところからスタート。
その後当時セリエC1(イタリア3部)だったカリアリを率いてセリエAまで引き上げる。

その後イタリア含め様々な国で監督をし、そして2015-16シーズン
ミラクル・レスター”と呼ばれた奇跡のプレミアリーグで初のリーグタイトルを獲得。

今となってはプレミア常連となったレスターシティですが当時は1部と2部を行ったり来たり、優勝した時の前年度は降格争いでギリギリ残留していたクラブです。

戦力もお金もビッグクラブみたいにあるわけではない、ビッグクラブが軒並みコケてなど運もありますがそれでも優勝という結果を出しました。

またそんな実績を出したラニエリ監督は過去一度もビッグクラブに該当するクラブを率いたことがありません。
オファーがないと思えないがラニエリ監督自身こだわりがあるのだと思う。
ですがプレミアリーグで結果は出した。

ただ結果を継続的には出せずクビもしばしばあり長続きしないのでペップと比べると名将とは言い難いのもわかる。

優勝の数ではグアルディオラ監督が圧倒的ですが、弱小クラブを世界最高峰のリーグで優勝させたという実績が他の指導者に勇気を与えたと個人的に思うのと冒頭で紹介したジャイアントキリングの達海監督に近い感覚であり憧れます。


なお余談として、90年代の月刊マガジンにて連載していた漫画VIVA! CALCIO(著者:愛原司)に若き日のラニエリ監督が出ています。
この漫画の魅力を語り出したら止まらないので別の機会で。


さいごに

どちらも監督として素晴らしい実績だと思います。
人によって判断基準が違うのもあるので何が正解かは分かりませんが、
グアルディオラ監督がお金や実力が乏しい弱小クラブを率いる、ラニエリ監督がビッグクラブを率いた場合
どんな結果になるのかを見てみたいという個人的願望です。


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