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珈琲の木の葉っぱ

珈琲の木の葉は先端が少し尖った楕円形です。表側は濃い緑でクチクラ層が発達しており、丈夫で光沢があります。クチクラ層とは葉の表面を覆う層です。水の蒸発を防いだり、葉を保護する役割があります。
クチクラ層の発達は照葉樹の特徴で、強すぎる日差しを反射して遮る役割を持ちます。
葉の裏側には隆起した葉脈があります。葉脈の枝分かれする部分は少し膨らんでおり、ダニ室と呼ばれるダニや微生物がすむ空間があります。無害なダニとの共生により他の虫から身を守ります。

珈琲の木の茎や枝の先端には新しい葉になる新芽が現れます。アラビカ種では、新芽が茶色っぽいのと明るい緑色と2タイプあります。これは品種による違いで、茶色っぽいのはティピカという品種、明るい緑色はブルボンという品種で見られます。どちらの新芽も成長すると濃い緑色の葉になります。遺伝的にはティピカ系が優性です。

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