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珈琲の木とカフェイン

珈琲の木の新芽にはカフェインが高濃度で含まれており、葉が成長するにつれて減ってきます。
珈琲の木の葉から作ったお茶は珈琲よりカフェインが少ないです。
珈琲の木で最もカフェインが多いのは種子、つまりコーヒー豆の部分です。
カフェインには他の植物の生育を阻害する作用があり、地面に落ちた種子から溶け出して周りに広がることで近くの植物を抑えて自分だけが上手く成長できるようにしてます。

また、新芽にカフェインを多く含むのはまだ柔らかい新芽を外敵から守るためだと考えられてます。
カフェインは一部の昆虫やナメクジ、カタツムリに対して毒性を示し、これらを寄せ付けない効果があります。つまりカフェインは外敵から自分を守るために植物が作り出した武器なのです。しかし現在では、カフェインを多く含む葉や種子を食べる昆虫が何種類も存在します。これらの昆虫は珈琲の木がカフェインを作るようになった後、それを乗り越えるためにカフェインを食べても大丈夫なように適応したと考えられてます。

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