何にも仙人

死に損ないのイカレポンコツ爺ぃです。

何にも仙人

死に損ないのイカレポンコツ爺ぃです。

最近の記事

Debtors

DA(Debtors Anonymous)、デターズ・アノニマスをご存知でしょうか? 浪費や借金や買物をやめられなかったり、お金の使い方に大きな問題のある方々の自助グループです。 背景に発達障害や境界知能や軽度知的障害や躁うつ病や強迫性障害や摂食障害やCPTSDなどがあることも珍しくありません。 他のアディクション問題と重複している方々も少なくありません。 Debtors には、わかりやすく推し活や収集など一見趣味のようなことに注ぎ込んでいる方々もたくさんいますが……

    • ちょっとだけDIDについて

      DID(Dissociative Identity Disorder )解離性同一性障害、つまり多重人格ね。 解離そのものはさほど珍しい現象ではありませんが、DIDとなると実は100人に1人くらいの割合でいると言われていますが、実感としては診断がつく方はそんなに多くはないと思いますし、実は気づかないまま医療や支援につながっていない方々が案外多いのではないかと思っています。 診断がつけにくい方々はそこそこいて、他の問題にカモフラージュされたり、他の疾患になりすましていたりし

      • パーソナリティー障害の正体

        昔々「境界例」として界隈を賑わせていた「パーソナリティー障害」という疾患があります。 最近はパーソナリティー障害と診断されたり、パーソナリティー障害が注目されることがなくなってきました。 たまたま「パーソナリティー」というくらいですから「人格」に問題があるように思われますが、そういうことではなく精神科疾患なのですね。 名称がいかんよね。 ……でね、パーソナリティー障害ってのは古典的にはヒステリーに含まれるわけですよ。 ヒステリーは、今では多重人格を含めた解離性障害や

        • それはホントにうつ病なのか?

          そもそも精神疾患(精神病)としてのうつ病や躁うつ病は内因性(内因性を知りたい方はグーグル先生とかに聞いてみてね)のものを言っていたわけですが、外因性(症状性、心因性、薬因性)のものもうつ病に含まれ、うつ病や躁うつ病の診断や治療が拡大され過剰になってきました。 日本では1999年から販売され始めた抗うつ薬 SSRI が世に出てきたあたりからと、厚労省が精神科病院の入院患者を減らす方向で動き出した頃から、5年の間にうつ病患者が倍増したのね。 まぁ、製薬会社なんかの利権も絡んで

          臭さ

          「臭さ………」 精神科の病気の診断は ICD(WHOによる国際診断規準:精神科疾患のみならず全ての疾患の診断規準)や DSM(精神科疾患の診断・統計マニュアルでアメリカ精神医学会によるもの)に準拠する今どき……、「……臭さ」なんてことを言う人はいなくなりました。 しかし、失礼な言い方ではありますが、精神科関連疾患には病気ごとに「◯◯臭さ」と言われるものがあります。 実はICDもDSMも政治的利権絡みで、なんとも胡散臭いものであり、客観的規準とされるものですら「胡散臭さ」

          共依存という呪縛

          「それは共依存だから、すぐにやめなさい!」とか言われたことありませんか? ああしちゃいかん、こうしちゃいかん、アレもコレもやめなさい!って言われたことありませんか? いったい何をどうしたらいいのかわからなくなっていませんか? 自己決定を誰かに委ねていませんか? すぐに、どうしたらいいですか?と聞いちゃったりしていませんか? いちいちコレは共依存なんじゃないかと、心配になったりしていませんか? 共依存という呪縛にとらわれていませんか? 極端なことに釣られていません

          共依存という呪縛

          好きのかたち

          好き……のかたち 例えば……… パン好きな人だからといって、パンならなんでもいいわけじゃなくて、それぞれ美味しいにこだわりを持っているよね。 まぁ、なんでもいい人もいるかもしれないけど、なんでもいい人はパン好きに入れてもらえないかもね(^_^;) 食べるのが好きな人もいれば作るのが好きな人もいれば語るのが好きな人もいて、好きもこだわりもいろいろなわけです。 さらに、好きってのと詳しいってのも必ずしも一致しないんだよね。 こういうのって、お酒でもコーヒーでもラーメン

          好きのかたち

          逆説

          たいていのことは逆説的考えや対応でうまくいく………(^_^;) しらんけど……(^_^;) 困らないで済むようになるためには、困りはてる悩みつくすんだよ、今困って悩んでいる人はそれでいいんだよ(^_^;) スッキリしたかったらモヤモヤしてたらいいよ、まぁ、スッキリなんかしないけどね(^^;) みんなスッキリしたがり過ぎだよ(^^;) 悩み事は減らそうとか無くそうとすると増えていくよ、悩み事の坩堝に身を置くとたいていのことはどうでもよくなるよ(^_^;) 思うようにう

          ちょっと強迫性障害について

          俳優の佐藤二朗さんが、自らが強迫性障害を患っていることを告白しました。 強迫性障害ってなかなかわかってもらえない大変な病気です(強迫性障害だけが大変なわけではありませんが) このわかってもらえなさも辛いところです。 強迫というのは、わかっちゃいるけどどうにもやめられないとまらない……ということです。 皆さん何となくはご存知だとは思いますが、強迫性障害の症状は強い不安や恐怖や焦燥感をともなう汚れているのではないかという汚染や、誰かや何かにひどいことを言ったりやってしまう

          ちょっと強迫性障害について

          自己認識

          自己認識って………、だいたい間違ってるよね(^_^;) つまり私たちは身の程を知らないのです(^_^;) 勘違いと思い込みで生きているのです(^_^;) ほらウィンドウに映ったお腹の出たおっさんが我が身だと知り驚愕したり……… 自分よりもちょっと小さめの人達が、実は自分とほぼ同じか、自分よりちょっと高めの身長だったり……… 真っ直ぐ立っているつもりが歪んでいたり……… やれるハズのことができなかったり……… ことごとく……なハズのことがはずれているのです(^_^

          いちおう臨床心理士ですけど何か?⑥

          いちおう臨床心理士ですけどなにか?(昔々その昔のはなし) ⑥ -探偵- ………て思っているところに、またまた事務局長から、ちょっといいかな? って呼び出され、今度はなんだろうとビクビクしながら行ってみると、そこには、あるお医者さんがいました。 「にしのくん、忙しいかね?」 「はい、忙しいです(キッパリ)!」 「そうか、それはよかった。 あのさ、また張り込みしてくれないかな?」 「えぇ〜、またですかぁ? また警察呼ばれたりしたら嫌ですよ!」 「あぁ、実はね、ちょっと

          いちおう臨床心理士ですけど何か?⑥

          +10

          曽木公園の逆さもみじ

          曽木公園の逆さもみじ

          +9

          いちおう臨床心理士ですけどなにか⑤

          いちおう臨床心理士ですけどなにか?(昔々その昔のはなし) ⑤ -取り立て- 捜索から戻ると事務局長と医事課長から、ちょっといいかな? と呼ばれ、えぇ〜、なんかやらかしたかなぁ? なにを怒られるのかなぁ? とドキドキしながら事務所へ行くと……… 「◯◯病棟に入院中の△って患者さんなんだけどさ……、入院費もお小遣いの立替えも未納がたまっていてさぁ……」 「はぁ……」 「電話では、すぐ払うだの、来月払うだの言うんだけど、全然なんだよね……」

          いちおう臨床心理士ですけどなにか⑤

          いちおう臨床心理士ですけどなにか④

          いちおう臨床心理士ですけどなにか?(昔々その昔のはなし) ④ -脱走、捜索、山狩り- 車にガソリン入れて洗車して病院に戻ると「ひとりいなくなったらしいから探しに行って」と言われ、再び車を出すことになりました。 いなくなったというのは無断離院といいまして、要するに閉鎖病棟入院中の患者さんが職員の目を盗み、ちょっとした隙をみて病院から逃げ出した(脱走した)ということです。 なにかあってはいけないので、警察に捜索願いを出し、家族のいる方は家族に連絡し、近隣を捜索するのです。

          いちおう臨床心理士ですけどなにか④