伊神一稀

かつてラノベ小説家だった存在 これからも小説を書いていきたい存在

伊神一稀

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最近の記事

とある元ライトノベル作家の備忘録③

 ガガガ文庫で入賞を果たした我。  ここから輝かしい小説家人生が始まる――そう思っていた時期が、僕にもありました。 総員!ショックに備えよ! 入賞前後のことは色々守秘があるのであまり詳しくは書けませんが、まずは担当さんとの打ち合わせが始まります。  担当さんとは受賞作について今後の方向性や課題点を話し合い、必要であれば加筆修正を始めます。というか受賞作品を一度も手直しせず出したという話は、私は聞いたことがありません。必ず手直しします。  プロじゃないので、編集という読者目

    • とある元ライトノベル作家の備忘録②

      それでは自分語りをはじめます。 まずは、どうして私がライトノベル作家を目指したか。 そこからかよっ!――とツッコミされそうですが、前フリというか、この後の伏線ですので…。 ライトノベルを書き始めるきっかけ 小学校時代の私はボンボン派でした。 知っていますでしょうか、コミックボンボン。 かつてコロコロコミックとコミックボンボンの月刊児童漫画雑誌の覇権争いがばちばちに繰り広げられていました。しかしコミックボンボンは少数派で、どちらかというとラインナップもオタクよりだったかもしれ

      • とある元ライトノベル作家の備忘録①

        はい、元ライトノベル作家です。伊神一稀と申します。 第9回小学館ライトノベル大賞の優秀賞を受賞し、ライトノベル作家としてデビューしました。 受賞作は「異世界錬金メカニクス」(後に「クロスワールド・アルケミカ」に改題)でした。 主にTwitterを楽しんでいる身なのですが、そこではよく作家の生存率という話題が盛り上がります。 私がフォローしている人たちがエンタメに属している方が多いので、定期的に出てくるんですね。 定期的に出てくるくらい皆が気にしていることだし、業界のあるある

      とある元ライトノベル作家の備忘録③