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Vol61 全国自治体!ユニーク助成金 第5弾 起業に手厚い町 

移住を実現するためには、ある程度の資金が必要です。
その時の強い見方が、国や地方自治体の助成金(補助金)と呼ばれるものです。
そこで、全国自治体を総チェック!お役に立てそうな助成金をご紹介します。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2000組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ はじめに


移住に必要な資金を準備しなければ、移住を実行することができません。
その移住に必要な資金は、個人によって異なります。
「田舎に移り住んで何をしたいのか」「田舎に移り住んでどのような暮らしをしたいのか」
皆さんの移住に対する目的や夢によって、必要な移住資金は異なります。

こうした移住資金の準備で有効な手段のひとつが、国や自治体の助成金(補助金)です。

残念ながら、移住を希望していたが、途中であきらめる人の一番の理由が、移住資金の準備不足です。

そこで、全国の自治体が移住者等を対象に実施する助成金をテーマ別に紹介していきます。
なお、ここで紹介する助成金は2023年度におけるものです。
一般的には、助成金は年度毎に見直されますので、最新の情報は自治体にご確認ください。
もちろん、ここで紹介をする町以外にも、同様の助成金制度を実施する自治体もありますのでご理解をお願いします。

2⃣ 起業に手厚い助成金のある町


① 北海道雄武町

「開業支援助成金」
土地、建物の新築・改修及び購入、機械及び装置、器具や備品、車両等の経費の75%で500万円を限度として助成が受けられます。

「経営支援助成金」
開業から3年間の経営の支援を目的とし、事業所の賃借料の75%以内とし、月額5万円、36ヶ月分の助成が受けられます。

② 栃木県佐野市

物品販売業、飲食店業を営もうとする方に、まちなか活性化ビル「佐野未来館」3階フロアのチャレンジショップを、原則6か月以内で施設利用料及び光熱費を無料で利用できます。

③ 新潟県上越市 

「サテライトオフィス等視察費用補助金」

サテライトオフィスの設置を検討するために、市内を視察した場合に、宿泊費の1/2(上限5,000円/泊)を最大2泊3日×3人まで補助が受けられます。
また、視察にレンタカーを使用した場合、その使用料の1/2(上限4,000円/日)を最大3日まで受けられます。

④ 新潟県上越市

「サテライトオフィス等リフォーム等補助金」

サテライトオフィスの購入費及び開設する際に実施するリフォームに係る経費の2/3(上限200万円)の補助が受けられます。

⑤ 福井県池田町

「地域資源活用商品開発支援事業」

町内の事業者が地域資源を活用した商品開発を行う場合に、対象経費の30%(上限15万円)の補助が受けられます。
また、商品開発製造を支援する池田町食品加工研究支援施設「食LABO」を活用できます。
さらに、共用キッチン・無料館内Wi-Fiを備えた賃貸型オフィスの池田町地域産業等支援施設「わくラボ」を活用することもできます。

⑥ 長崎県雲仙市

「雲仙アキナビ」
商工会が空き店舗や補助金などの創業支援の情報を発信
「雲仙市商工業活性化推進事業」として、創業に取り組む経費の1/2(上限20万円)、店舗賃貸料の1/2(上限月額5万円)が1年間受けられます。

⑦ 長崎県五島市

「創業・事業拡大支援」事業
五島市内において創業をする方、事業承継をする方に対して、対象経費(設備費、改修費、減価償却費、広告宣伝費、店舗等借入費、人件費、事務所移転費、研究開発費、従業員の教育訓練費)の3/4以内(創業の上限450万円、設備投資を伴う事業拡大の上限1,200万円、その他の事業拡大900万円)の助成が受けられます。

3⃣ 起業に手厚い助成金の注意点


地方の自治体では地域の活性化を目的とし、起業への支援に力を入れています。
とくに移住者は、これまで地域には無かったノウハウや経験を持っていることから、地域での起業に期待を持っています。

さらに、ワーケーションやコワーキングスペースなどを設置し、都市圏の経営者やビジネスマンとの関係作りに力を入れる自治体も増えてきました。
こうした、移住定住促進だけでなく関係人口に注力する自治体が広がっています。
但し、起業に対する助成金は、テレワークや2地域居住者ではなく、移住定住者に限定をしているところも多いので注意が必要です。

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最後に、私の好きな町をご紹介
移住地選びの参考にしてくださいね。

佐賀県嬉野市嬉野温泉
「日本三大美肌の湯」として有名なのが、佐賀県の嬉野温泉です。
この嬉野温泉は西九州新幹線の開通により、長崎県からも約25分の距離にあります。
この嬉野温泉で私がおススメは、公衆浴場「シーボルトの湯」です。江戸時代に藩の浴場としてして整備されて、あのシーボルトも利用したことがあると言われています。
オレンジ色のとんがり屋根が特徴の大正時代の建物は、インスタ映え間違いなしですね。
佐賀県は独自の移住支援金制度を実施しており、県外からの移住者には単身60万円、世帯100万円の支援があります。
移住者に優遇の佐賀県に移住をするのならば、嬉野温泉の近くも良いですよね。

最後まで読んでいただき有難うございました。
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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで17年間2000組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。