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男はウガリで強くなる!

さて、今回は超絶にライトな投稿です。ケニアの食文化について!

コイノニアの給食。ナイロビ市内で食べたご飯、そしてケニア人の同僚が作ってくれたものについてレポートしていきます。

絶品給食集

コイノニアの給食は絶品です。海外では「野菜と肉を焼いただけ」とか「とりあえず揚げればいい」、そして「油をいっぱい入れればコクが出る」みたいな料理に出会う事もしばしば。とりあえずお腹が満たされればいいだろ的な料理です。しかし、コイノニアの給食は油もあまり使わないで、野菜の出汁が上手に使われていて、食べていてみんなが笑顔になるものばかり。以前バングラデシュのエクマットラに行った時も感じましたが、海外で日本人が経営している学校の給食は美味しいということなのでしょうか。

コイノニアの給食は曜日ごとにメニューが異なります。月曜日は牛肉入りピラフ。牛肉はカスみたいな細切れが入っているのではなく、結構大きいブロック肉が入っています。この牛肉を食べるタイミングは子どもによって異なります。米をある程度食べてから、牛肉を少しずつかじり、米と一緒に食べる子、牛肉を最後に残し、最後に嬉しそうに頬張る子、それぞれです。

火曜日は、ウガリとおかず。ウガリとはアフリカで食べられている主食で、トウモロコシの粉を練ったものです。食感はもっちりとしていて、味はありません。このウガリを手で練ってちぎりながら、おかずと一緒に食べます。

「ケニアでは女は米を好む。男はウガリだ。ウガリを食べると強靭な身体を手に入れることができるぞ。さあ、Mr. Naoも食べろ」とか言って、どん!と盛られます。ホームステイ先のMr. Mbithiが手料理を振る舞ってくれたのも、ウガリ。

ちなみにMen’s Talkと言って、男だけで集まってご飯を食べる日に出てきたのもウガリ。

そしてMr. Muthauraというスワヒリ語の先生の家でご飯をご馳走になった時も、ウガリです。

ケニアの男たちはどんだけウガリ好きなんだろうか。ちなみに僕は米派です(笑)

水曜日の給食は、ゲゼリという料理でした。これは赤豆、トウモロコシ、キャベツ、人参、じゃがいもを柔らかく煮た料理です。赤豆はとても柔らかくトロトロしているのですが、コーンは食感が残っていて、食べていて面白い料理です。味が野菜の出汁と塩のみのシンプルなので、先生たちはここに細かく切った唐辛子を入れて食べていました。

木曜日は、緑の小さな豆を煮たものとチャパティーです。

食べ方が難しく、僕は最初はチャパティーで豆を掬ったり、スープにつけていたりしたのですが、そもそもカレーではないですし、豆を煮たものもスープっぽいので、チャパティーですくって食べられません。そこで、周りを見ると、スプーンでスープを飲み、丸めたチャパティーにかぶりつく、セパレイトスタイルで食べていていました。よくわかりませんが、僕はこの料理好きです。

そして金曜は、またウガリが出ます。おかずは火曜日と違うので、結果、飽きなく毎日が楽しみになります。実際、スラムに通う子は給食を目当てに学校に来る子もいるのです。


特別な料理

現地の結婚式に運良く参加させてもらった時に出たのが、これ。結婚式の料理だけあって超豪華で、量もかなり多いです。

普通のマッシュポテト、黒豆入りマッシュポテト、赤飯、チャパティーが主食。そこにこれでもかと牛肉と野菜のスープをぶっかけ、スイカとバナナをのせるワンプレートスタイルです。僕はスイカとバナナを拒否し、赤飯を少なめにし、チャパティーも二個から一個に減らしたのですが、この量。何がすごいって、女性も同じくらい食べちゃうんですよ。ケニア人、おそるべし!

子供が2人いる、Mr. Tuisang の家で夕食をご馳走になった時は、こんなものが。

「これは何て名前の料理なの?」と尋ねると、「名前はない」と言われてしまいましたが、ご飯をトマトとズッキーニ、そしてチキンと一緒に炊いたチキンライスです。鶏肉にまだ毛が残っていたけれど、鶏肉のスープがご飯に染み込んでいて、美味しい料理でした。

他にも、ナイロビ市内ではチキンビリヤニを食べました。「インドの炊き込みご飯」と言われているので、アフリカ料理ではないのですが。結論言いますね。

早く日本の米が食べたい!

余裕があれば、スラムのことも書こうと思います。

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