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ケニア旅行記

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「コイノニアが才能を見つけてくれたの」

コイノニア1日目。なぜケニアのナイロビにあるコイノニアにいるかは過去のポストをご覧ください。 コイノニアの授業コイノニアの授業はかなりの少人数。ひと学年多くても11人で、少ないと3人の学年もあります。コイノニアは数年後に移転を考えており、現在その工事の真っ最中。寄宿制の学校になる予定なので、小さすぎる子は現在受け入れられないし、ナイロビの子達も新規で積極的に受け入れていないのが理由です。少人数だけあって、子どもたち同士はとても仲がいいし、授業も自然と体験型が多くなります。

ゴキブリと友達になることを決めた朝

ケニア人とのホームステイケニアでの生活も4日目となりました。食べ物や時差ボケにも慣れてきたところで、環境が変わることに。今までは市橋夫妻のご自宅にホームステイさせていただいておりましたが、お二人のご厚意により、コイノニアの先生のご自宅にホームステイさせていただくことになりました。 今回ホームステイするのは、僕よりも5歳ほど若くMbithi先生、彼はスワヒリ語の教員です。クリスチャンで、とても優しく、気遣いがあるイケメン青年です。 賄賂要求の瞬間を捉える!水曜日は彼と一

ルールに従うことよりも大切なこと

ケニアでの授業実践レポート第1弾。今回は思考力教材について、コイノニアの子供達の取り組み、それに関する分析を少しだけ真面目に書きました。 持ってきた教材今回は、思考力系教材「ペーパータワー 」「ボンガードパズル」「言葉でお絵かき」、英語教材「単語説明ゲーム」「動画説明ゲーム」「商品予想ゲーム」を持ってきました。「ペーパータワー 」「ボンガードパズル」「言葉でお絵かき」はフィリピンでも大成功し、英語系の教材は最近作った教材の中ではまあまあの自信作だったので、成功への確信を持っ

「伝えたい」という気持ちが生み出す英語教育の可能性

今回は、持ってきた英語教材の実践記とコイノニアの子供達の英語について報告をしたいと思います。ちなみに、前回は思考力教材の実践と分析をまとめました。 https://note.mu/iizukanaoki/n/n7dcdaefc896a 持ってきた教材今回報告するのは英語系の教材です。順天中学高校の和田玲先生が紹介してくださった “Word Explanation Game”、東北で行われている「英語教師学びの会」で出会った牛来正之先生が紹介してくださった “Movie

I still say YES to life.

コイノニアができる前に、市橋夫妻が始めたのがKyuna Kindergartenでの幼児教育でした。 Kyuna Kindergarten幼稚園の遊び場には一年中黄色い花をつける大きな木があり、晴れた日に空を見上げると明るい気分になれます。園舎も子どもたちの作ったものが至る所に飾られていたり、壁には子どもたちによる絵が描かれています。一人ひとりの子どもたちを大切にしていることがよく伝わってくる風景がそこにはあります。 コイノニアはスラムの子を対象にしてますが、この幼稚園

男はウガリで強くなる!

さて、今回は超絶にライトな投稿です。ケニアの食文化について! コイノニアの給食。ナイロビ市内で食べたご飯、そしてケニア人の同僚が作ってくれたものについてレポートしていきます。 絶品給食集コイノニアの給食は絶品です。海外では「野菜と肉を焼いただけ」とか「とりあえず揚げればいい」、そして「油をいっぱい入れればコクが出る」みたいな料理に出会う事もしばしば。とりあえずお腹が満たされればいいだろ的な料理です。しかし、コイノニアの給食は油もあまり使わないで、野菜の出汁が上手に使われて

他者と共に生きるということ

コイノニアには、ナイロビのスラム街、キバガレに住む子どもたちが多く通っています。この日は市橋隆雄さん、そしてスラムに住む子どもたちと一緒にキバガレの様子を見に行きました。 スラムという日常僕は以前、インド、バングラデシュ、フィリピンのスラム街に行きました。ケニアのスラム街もそうですが、トタンで家が作られ、地震が来たらすぐ崩れてしまいそうなものばかりです。実際、火災があり多くの家が燃え崩れてしまったこともありました。 数カ国ですが、スラムに行き毎回感じるのは、そこに住む