ワイの「Why」

昨日参加したファシリテーション研修。
講師が私たちにこう問いを投げかけた。

なぜ、今ファシリテーションか。


正直僕は、「えっと…」と心の中で思った。
答えに詰まった。
なぜ、今ファシリテーションが必要とされているの?
問いが頭の中をかけめぐる。

ふり絞って浮かんだ答えは
なんか世間で言われているから…だった。
次の瞬間、講師は言った。

ここ(の説明)は、もう飛ばしていきますね、と。

さすがにわかっているよね?というメッセージだと受け取った。
僕はわかっていなかった。
うわぁ自分は、まだこのレベルなんだ、と心がざわざわした。
大前提としての「なぜ?」が明確じゃなかった自分が悔しかった。

なぜ、今ファシリテーションか。
その後の時間も、自分の中に残り続けた問いだった。

この出来事を俯瞰してみると、
僕はファシリテーションという、いまっぽい、それっぽい言葉に流されていたんだなと思った。
ここ数年、X(旧Twitter)を中心として先生方の多様な実践を目にするようになった。
自由進度学習、PBL、ペップトーク、哲学対話…
どれも先生方が現場で成果を上げたのは事実で、だからこそ世に出てきたのだろう。
「SUGEEEEEEEEEEE!」「子どもたちの表情がこんなに変わるんや!」
教室をよりよくしたいと思うからこそ、すぐに取り入れたくなったし、実際にやってみたこともある。
でも、なんかうまくいかなくて、やめたことの方が多いかもしれない。

うまくいかなかった原因がわかった。
僕は大事な過程を飛ばしていたのだ。
「なぜ、それなのか。」というWhy
「それを使って、何を実現したいのか」というWhat

Howだけではダメで、ちゃんと立ち返る。そして実践する。
そのくり返しで、少しずつ軸が出てくるのだろうと思う。

さて、私のnoteを覗きここまで読み進めた、勉強熱心で、屈強で、変態なあなた。
あなたには、現在実践していることや、興味関心が高い事柄がきっとあると思います。

そんなあなたに僕は問いたい。


なぜ、それをしていますか(学んでいますか)?

それをして、何を実現したいのですか?


ずばっと答えられたあなた、すごい。(語彙力)
引き続き、がんばってください。

正直あんまり答えが浮かばなかったあなた、大丈夫です。
きっとあなたの中に答えはあります。ゆっくり考えて見つけていきましょう。

以上、ワイの「Why」の話でした。

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