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引受緩和型終身生命保険の闇

老親の保険の見直しをしています。
貯金がほとんどなく、今後の生活が不安なので、終身保険を払済か解約してキャッシュを増やせないか検討しましました。
保険証券がなかったので、はっきり分からなかったのですが、後から引受緩和型保険であるあることが分かりました。

引受緩和型保険
引受基準を緩和することで、過去に入院歴や手術歴がある人でも加入できる保険。ただし、保険料は高めで、保障は薄め。
通常1年目は保障額が半額になる。

払済保険
保険料の支払い停止して、停止した時点での解約返戻金から保険金を計算し直す保険。
保険料の支払いを止めても、保障額を減らして契約は継続。
貯蓄型保険では、保険料の支払い停止後も利息が増えて、解約するより保険金が多くなるケースが多い。

両親が終身生命保険に加入していて、二人で月1万円支払いしています。
父が月額保険料6千円台で死亡保障(病気)100万円(ケガ)400万円
母は月額保険料4千円台で死亡保障(病気)100万円(ケガ)300万円

母曰く「定年退職(父母は同学年)したときに地元の銀行にいって、進められて契約したんよ」とのことでした。
ちなみに両親は現在76歳。契約後約16年経過

今日、私は仕事が休みだったので、実家に行って保険会社の窓口に確認の電話をしてみました。

生命保険の現在の状況
(父)
保険料払済額  約85万円(金額合わないようなきもするけど)
払済保険に切替 約35万円
解約した場合  約26万円
(母)
保険料払済額  約61万円
払済保険に切替 約26万円
解約した場合は聞いていません。

終身払いだから保険料を100万円以上払っていても払い続けないといけないとのこと。

保険証券を確認できなかったので、はっきり分からなかったのですが、
電話の窓口に聞いたところ
「引受緩和型の保険だから、割高であること。そもそもこの商品は積立運用する設計ではないこと。」
らしい。
じゃあ、なぜ終身払いなんだ!
こんな割に合わない商品が存在することにびっくり!
そして、こんな商品に加入している親にもびっくり!

親に「保険料の支払総額が保険金額100万円を超えても死ぬまで払い続けないといけない。」と言うと、「割にあわんね。でも、解約や払済にすると、大損するので、止められないね。」と言っていました。

契約時に説明はあったんでしょうが、銀行ブランドだけを信じて契約をしたようです。

引受緩和型保険は要注意。
契約前に内容をよく確認しておくことが大切です。
病歴がれば、保険加入したくります。そこを突いて、高い手数料(保険料)で低めの保障です。






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