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地方選挙について考える

今日は地方選投票日
私は投票に行きませんでした。
理由は候補者を絞り込みができなかったから。
良い機会なので、地方選挙について考え直してみました。

地方選挙における投票で大切なことは次の2点です。
①個人的な利益だけでなく、将来の地方財政や自治体政策を担う候補者を見極める。
②投票前には候補者の情報収集や吟味が必要である。

地方選挙は、個人的な利益をもたらしてくれる候補者に投票する人が多いと私は認識しています。
例えば、子どもの就職先を探してくれた、自分の管轄するゴミステーション問題を解決してくれた、あるいは親族の葬儀に香典を贈ってくれたなどです。
実際に、山間部の自治体に高齢者から、「困ったときに頼みごとをする〇〇市議、〇〇県議」と聞いたことがあります。いわゆる地方議員先生の口利きというやつです。
こうした個人的な利益をもたらせてくれるという視点だけで候補者を選んでいると、政治は健全性を損ないます。

地方自治は、人口流失(減少)、限界集落、待機児童、医療・介護など問題山積です。こうした地方の問題は規模が小さい自治体ほど問題は深刻で、財政面でも厳しい状況です。
政策には必ず財源の議論は欠かせないと考えています。
財源なき政策は政策ではありません。

候補者選びは、地方財政や自治体政策を担えるかを見極める必要があります。
在職年数が長い議員は、経験が豊富ではあるが、前例踏襲、改革への意欲などを見極めます。
新人議員は、経験はない代わりに、新しい感覚で改革を断行できる柔軟な思考力、実行力があるかもしれません。
地方の将来を誰に託すか。

候補者選びは、個別株投資の銘柄選びと似ていると思います。
リスクとリターンの関係を考える必要がある点が共通しています。
ベテラン議員は低リスク低リターンの傾向がある一方、新人議員は高リスク高リターンということもありますが、その逆の場合もあります。
ただ、見極めを誤ると、低リスク高リターンの候補者を見落とすこともあります。そのため、選挙前に情報収集を十分に行い、信頼できる情報源から候補者を評価することが重要です。

もし、信頼できる候補者がいない場合は、棄権することも一つの選択肢です。
ただし、考えないままの棄権は意味がありません。
選択肢が限られる場合でも、自分自身がどのような政治を望んでいるかを再確認し、自分の信念に基づいた意思決定をすることが大切です。

今日、私は投票に行きませんでした。
理由は、候補者を絞り込むことができなかったためです。
今日はインターネットを使って候補者の情報収集を試みましたが、情報が得られませんでした。
ネット上には情報が公開されていなかったり、情報収集が困難な状況に陥ってしまったりすることがあります。
このような場合には、他の情報源を活用することが重要であることに気づきました。
普段から、テレビや新聞、広報誌などで情報を収集しておくことが大切だと思いました。

今日は、情報収集不足による考えないまま棄権しました。
失敗を次回に活かしたい。


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