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「コミュ障」が「超コミュ力」を読んでやっと「コミュ力」って何なのか理解した。

 僕は俗に言うところの「コミュ障」である。前回、僕が「コミュ力」がないことでどれだけ苦労してきたか、そして「コミュ力」を高めたくて試行錯誤してみたものの、結局分からん!ってことを記事にしました。 

 とは言え、「コミュ力」が分からなければ、今後もコミュニケーションで躓くことは避けられず、この「コミュ力」重視の世知辛い世の中を生き抜くのは依然としてハードモードであり続ける訳で…何とかせにゃならん!とりあえず本屋で情報収集や!と走り出したのでした。

 ちなみに念の為言っとくと「コミュ力」がなければカースト上位に行けないような社会はおかしいと思っているし、共感はできません。人それぞれ自分らしく生きやすい社会が望ましいとは思っています。が、悲しいかなコミュニケーション不全で起こるトラブルも多いので、面倒ごとを避けるためには一応学んどこうってスタンスです。 

 「コミュ力」について詳しく書かれた本は…ありました。田村淳著「超コミュ力」です。なるほど、確かに芸人さんは「コミュ力お化け」であり、「コミュ力マスター」だと言える…これだ!と手にとったのでした。んで、そこに書かれた「コミュ力」の内容がすごく明快かつわかりやすかったのでざっくりまとめてみたいと思います。


「コミュ力」とは「相手に気持ちよく話させる力」のことである! 

 まず前提として、「コミュ力」とはなんぞや?ってことからです。上手に話すことは「プレゼンテーション」であり、人と気持ちを通わせることが「コミュニケーション」である。つまり互いに理解し合うにはまず「相手に気持ちよく話してもらう事」が大切。話してもらうことで相手の心が開けば自分のことも受け入れてもらえるっちゅーわけですね。で、その「相手に気持ちよく話させる力」はすごく簡単な6個のコツで誰でもできるんだそーです。希望が見えてきました(笑)

1 自然な「笑顔」を習慣にする

 まず無愛想だったり、怒っているように見られるのはNG!です。そんな人に対して「気持ちよく話す」ことはできないからです(汗)なのでまずは自然な「笑顔」ができるようになりましょう。これは表情筋を使う練習をすれば誰でもできます。毎日鏡の前でニコッと笑顔を作る練習をしましょう。スマイル〇円ですから、恥ずかしがらずレッツトライです。

2 TPOに合わせて「表情」を作る

 笑顔ができたら次は相手の感情に合わせた表情のコントロールです。ポイントは「相手の感情よりオーバーな表情を作る」ってこと。相手が怒っているなら「より怒った表情」相手が悲しんでいるなら「より悲しい表情」相手が喜んでいるなら「より喜んだ表情」って感じです。相手の感情に寄り添った表情を作ることで、「この人は共感してくれてるんだ!」と思ってもらえます。無表情で「へーそうなんだ」なんてのはNG!です。これも鏡で練習してみましょう。

3 「うなずき」を意識する

 相手に共感を示す最強の武器は「うなずき」です。相手の話の要所要所で「うんうん」と「わかりやすくうなずきましょう」これだけで、相手に「話を聞いてくれてるんだ!」と思ってもらえます。また、「うなずき」にも強弱をつけて、重要なところで「うんうん〜!」と「大きくうなずく」なんてテクニックも駆使しましょう。前のめりになるのもいいですね。相手の話に「共感」してなくても「相手の話をちゃんと理解していますよ」と言う意味で「うなずけばいい」んです。

4 相手の話は「肯定」する

 「気持ちよく話してもらう」ためには否定はNGです。「いや」「そうじゃなくて」「そんなこと言ったって」「でも」みたいな否定ワードで返したら相手は「なんか分かってもらえないな…話すのやめとこ!」ってなってしまいます。相手と「議論」するにしてもまずは「肯定」から入りましょう。そのためのコツがSNSです「S=すごい!」「N=なるほど!」「S=そうなんですね!」の頭文字で、相手が話し出したらこうしたワードを使って「肯定」してあげます。他にも「いいね!」「よかったね!」なんかもいいですね。

5 相手の話を「遮らない」

 「コミュ力お化け」は決して「相手の話を遮りません」例えばすでに知っている話を相手がしたとしても「あえて知らないフリ」をします。そっちの方が「相手に気持ちよく話してもらえる」からです。最悪なのは「自分の方が知っているとマウンティング」することです。人に自分の話を聞いてもらいたいならまずは「相手の話をしっかりきく」ことが大切です。「コミュ障」の人に限ってペラペラ「自分語り」をしたがります。そして気づいたら周りに誰もいなくなっているのです(汗)

6 質問力を磨く

 「コミュ力」=「相手に気持ちよく話してもらう」為には「質問」が大切です。質問は相手のことに興味がありますよ〜との意思表示になります。ただ、尋問しているわけではないので「相手にプレッシャーを与えない」ためにも「私はこう思っているけれどあなたは?」と言う「自己開示」をしたり、答えやすいように質問のレベルを下げたりしましょう。「好きな食べ物は?」とか答えやすいところから入るといいですね。また、質問したら相手の答えに「共感」しましょう。ここでも「否定」はNG!です。質問力が高まれば相手にますます「気持ちよく話してもらう」ことができます。 

まとめ

 と言うことで「コミュ力」をまとめると「基本は笑顔で、相手の感情に合わせて表情を作り、しっかりうなずき、相手の話は肯定し、話を決して遮らず、上手に質問をして、気持ちよく話してもらう力」ってことになります。わかりやすいですね!

 色んなコミュニケーションの本があると思うんですが、この「超コミュ力」に書かれたコミュニケーションのコツはとても明快でわかりやすかったです。さすが芸人さんは分かってるなーって感じでした。難しいことは何一つなく、練習すれば誰でもできるってところも嬉しいですよね。これさえできれば「コミュ障」で悩む人生とはおさらばです!ってなればいいのですが…まあ少しづつ練習して変えて行きましょ〜余計なトラブルを避けるためにも「コミュ力」はあって損はないですからね。ではまた。

「超コミュ力」


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