メンタル弱太郎/適応障害で休職中

TVや映画の美術スタッフ→農家→運送会社のサラリーメン/適応障害で休職中/コミュ障でメ…

メンタル弱太郎/適応障害で休職中

TVや映画の美術スタッフ→農家→運送会社のサラリーメン/適応障害で休職中/コミュ障でメンタル弱め/本を読むのが好き/猫と犬と暮らしてます/よろしくお願いします(*^^*)

最近の記事

休職日記「傷つくことを越えて愛すること」

【はじめに】  ここ数日、鬱々した気分で過ごしている。リワークに通って半年になるけれど、人付き合いは苦手なままだ。このまま社会復帰しても人間関係で躓く気がして、どうしたものかと悩んでいる。この状態から抜け出すにはどうすればいいのか、自分なりに色々と考え、現時点での解決策を考えてみた。 【なぜ生きづらいのか】  自分の一番の懸念は友好的な人間関係を築けないことだ。孤独に耐えられず、人と交流したいくせに、自分が傷つくことを恐れ、腹を割って話すことができない。そんな有様だから

    • 休職日記「リセット願望と新しい朝」

       月に三~四日「落ちる」ことがある。何もかもがどうでもよくなって、布団に眠り込んでネットサーフィンをしながら鬱々と過ごす。きっかけは些細なことで、最近だと会社から休職中の経過報告を求められ、問い詰められているように感じた時や、つい衝動買いをしてしまって自己嫌悪に陥った時、現実逃避をしたくてベッドにもぐりこんでスマホをいじっていると、いつの間にか落ちていて、自分は「プチ鬱」状態と呼んでいる。  健康的な生活習慣を身に着け、安定して社会復帰する為に、睡眠時間、摂取カロリー、運動

      • 自他ともに尊重する人間関係を築く為に「アサーション」について解説するよ。

        ● はじめに  リワークに通って初めて「アサーション」というコミュニケーション技術があることを知った。アサーションとは英語の「assertion(自己主張)」からきており、アメリカで提唱された「 相手も自分も大切にするコミュニケーションスキル 」だそうだ。  休職する原因を考えてみると、仕事量が多くて大変だったとか、理不尽な指示を受けたとか、ミスに対して感情的に叱責されたとか、色々と上げることはできるけれど、根本的な原因は職場の人間関係のコミュニケーション不全だと思うように

        • 休職日記「孤独な夜には薪を焚べよう」

           両親が宮古島へ二泊三日の旅行へ出かけた、久しぶりに独りで夜を過ごしている。  二十歳の頃から住むところを転々とし、去年までは田舎暮らしをしたくて、埼玉の奥地に10年程暮らしていた。  静かな夜だ、ペットの犬と猫が寝ている。思えば、ずっとこうして暮らしてきた。東京も埼玉も変わらない。なんだか懐かしい気持ちになる。寂しくて、人恋しい。  孤独に耐えれるほど強くないくせに、人が苦手だ。街を歩いていても、どこかに独りになれる場所を探してしまう。イヤフォンをして街を歩く。最近は

        休職日記「傷つくことを越えて愛すること」

          休職日記「アスカが好きだと遠回しに説明する午後」

           今日は家に弟夫婦といとこ夫婦がやってきて両親と食事会をしている。それぞれまだ小さい子供が二人いるから合計で10人の賑やかな集まりだ。  自分以外は全員夫婦なので、コミュ障で休職中の独身のおじさんは非常に居づらい…皆が集まる前にそそくさと家を出て、午前中に最近頻尿気味で気になっていたので、下北沢の泌尿器科で診てもらい。近くのガストで休憩しつつこの文章を書いている。今頃子育ての話で盛り上がっていることだろう。  若いころから親戚の集まりが苦手だ、あれこれと近況を訊かれるのも

          休職日記「アスカが好きだと遠回しに説明する午後」

          休職日記「まあ、魅かれるんだから仕方ない」

           魅かれる人がいる。目が合うとドキッとしてしまう。よく分からないけれど、その人の雰囲気が好きで、できるならちゃんと話をしてみたいと思う。  その人もリワークに通っていて、もうすぐ卒業となる。何度か一緒にグループワークをやって、素敵な人だと思った。なんて、自分で書いてて恥ずかしいけれど、そう思うんだから仕方ない。互いの悩みにアドバイスし合うワークで最近彼氏と別れた、と言っていたのを聞いてしまったのも良くないのだ。  生涯独身で構わないと思って生きている方が楽なのに、どうして

          休職日記「まあ、魅かれるんだから仕方ない」

          休職日記「何かを書きたいけれど、書けない日々、僕はなぜ書こうとするんだろう」

           何も文章を書く必要はないのだ、誰かに書けと言われたわけでもないし、書かなくては生活ができないわけでもない。それなのに何で書くことをやめられないんだろう。  休職してからこうして定期的にnoteに文章を書いて投稿している。アウトプットすることで自分の考えを整理したり、学んだことをまとめることができたり、よりよく生きるために文章を書くことは有用だから…とかそういう理由は全くのこじつけで、結局のところ何か創造的なことをしておかないと虚しくてやってられないのかもしれない。  文

          休職日記「何かを書きたいけれど、書けない日々、僕はなぜ書こうとするんだろう」

          休職日記「お金の悩みは心の悩み」の巻き

           休職して半年が過ぎた、せっかくなのでこの半年間を振り返って、記事にまとめたいな、と思っていたのだけれど、最近お金のことで憂鬱になることがあり、この数日間鬱々として、何も手につけることができなかった。  めちゃくちゃ深刻な話ってわけでもないのだけれど、自分にはローンを組んで4年ほど所有している車があり、最近使っていないので、自動車税やメンテナンス費の節約にもなるし、車検切れも近いから、売却して残りのローンと相殺して一括で払うことにしたのだった。    自分の所有している車種

          休職日記「お金の悩みは心の悩み」の巻き

          休職日記「人間関係のメンテナンス」って大切だよな、と思う今日この頃なのです。

           適応障害と診断され休職中だ。社会復帰を目指してリワークに通いながら日々を過ごしている。色々と学ぶことが多いのだけど、最近とくに意識しているのは、職場で居心地よい人間関係を築くためには、日頃からコミュニケーションを通して「人間関係のメンテナンス」をする必要があるんだなってこと。  よく男女の会話の違いで、男性は「結論に向かうのがゴール」女性は「気持ちの交換をするのがゴール」なんて例えがあるけど、男性も女性も時と場合によってこの「論理的」「情緒的」の2種類のコミュニケーション

          休職日記「人間関係のメンテナンス」って大切だよな、と思う今日この頃なのです。

          休職日記「恵まれた疲れ気味な日々」の巻

           もう少しで休職して半年になる。今は平日の大体9:30〜16:00の間、リワークに通所していて、通って2ヶ月程になる。グループワークにも慣れてきて、出された記事を要約してプレゼンしたり、通所者の課題解決に役立ちそうなグループワークを自分で企画立案したりと、そこそこ負荷の高いワークも行えるようになってきた。  フルタイムで働いて毎月60時間ぐらい残業していた頃とは比べ物にならないくらい楽な環境にいるけれど、どのワークもそこそこ頭を使うし、人と接していると気疲れもするので、毎日

          休職日記「恵まれた疲れ気味な日々」の巻

          「松本人志、伊藤純也の性加害疑惑を参考に法治国家において性的同意はどうやって守られるべきか、休職中のおっさんが考えた」

          【はじめに】  「性的同意」というワードがネットニュースでよく見かけるようになった。ダウンタウンの松本人志さん、サッカー日本代表の伊藤純也さんによる「性加害疑惑」が立て続けに週刊誌によって報じられたことによるものだ。  この報道によって一時SNSなどで賛否両論が沸き起こった。そもそも密室での性行為が同意によるものだったかどうか証明することは難しいし、当事者間の証言が食い違っているなら何が本当かもわからない。しかしながら人気芸能人と、日本代表のサッカー選手だから活動自粛によ

          「松本人志、伊藤純也の性加害疑惑を参考に法治国家において性的同意はどうやって守られるべきか、休職中のおっさんが考えた」

          休職日記「リワークでどんなことにストレスを感じたか振り返ってみる」の巻

          【はじめに】 社会復帰を目指してリワークに通所しながらストレス対処法など学んでいます。自己分析も兼ねて、どんなことが自分のストレスになっているのかな?と、観察するようにしているのだけど、最近は「他人に自分がコントロールされる感覚」が一番ストレスかもな、と思うようになった。  ↑対人関係療法の本をまとめた記事にも書いたのだけれど「自分で自分をコントロールできている感覚」がある時は気分よく過ごせるが「他人にコントロールされている感覚」があるとモヤモヤしてくる。じゃあ実際どんな時

          休職日記「リワークでどんなことにストレスを感じたか振り返ってみる」の巻

          映画『PERFECT DAYS』のロケ地の銭湯巡りが楽しかったのです。

          【はじめに】  最近観たヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演の『PERFECT DAYS』にハマってしまい、劇中に流れる60年代の名曲をよく聴くようになってしまった。先日、建国記念の連休だったので、ちょっと観光がてら『PERFECT DAYS』のロケ地の銭湯にでも行ってみようと思い立った。 【ロケ地は渋谷区、台東区、墨田区、江東区】  『PERFECT DAYS』で役所広司演じる「ヒラヤマ」は渋谷区のトイレが職場だが、暮らしているのは隅田川周辺という設定らしい。通って

          映画『PERFECT DAYS』のロケ地の銭湯巡りが楽しかったのです。

          休職日記「自分の取り扱い説明書を作る日々なのです」

           リワークに通いつつ社会復帰を目指して試行錯誤しながら日々を過ごしている。最近特に取り組んでいるのは、自分の気分の浮き沈みをスマホのメモアプリに記録して「気分を安定するのに役立ったこと」と「気分が不安定になるきっかけ」の二つに分類してリスト化すること。  例えば「好きな音楽を聴いていると心が落ち着く」とか「人の成功報告を聞くと嫉妬心が湧いて心がザワザワする」など、そうした気分の浮き沈みを分類して逐一記録していく。  ある程度記録が溜まってくると、自分の傾向が見えてくる、今

          休職日記「自分の取り扱い説明書を作る日々なのです」

          『苦手な人とのつき合いがラクになる本』を読んだら苦手な人の対処法が分かったの巻き。

          ● はじめに  適応障害と診断され休職中だ、社会復帰に向けてリワークに通所しているのだけど、いろんな人と触れ合う中で「この人苦手だな」と感じることも当然出てくる。そこで今回は「苦手な人と上手に付き合う方法」を対人関係療法専門クリニック院長、水島広子著『苦手な人とのつき合い方がらくになる本』を参考に自分なりにまとめてみたいと思います。 【苦手意識の正体を理解する】● 「苦手意識とはコントロールできない感じ」である。  そもそも「苦手意識」はどこから来るのでしょうか?

          『苦手な人とのつき合いがラクになる本』を読んだら苦手な人の対処法が分かったの巻き。

          精神疾患と共に生きていく「自立とは依存先を増やすこと」

           適応障害と診断され休職中です。現在はメンタルクリニックとリワーク施設に通所しながら、社会復帰を目指してストレス対処法などを学んでいます。  休職中の生活費は傷病手当金で賄っており、リワークの費用は障害福祉サービスの「自立支援医療制度」を利用しています。休職して思うのは、本当に色んな制度にお世話になっているな、ということ。様々な制度に助けられ、生きて行けていることに感謝しながら日々過ごしています。  ですが、感謝と同時に「制度に頼ってばかりでは駄目だ、早く自立して人様のお

          精神疾患と共に生きていく「自立とは依存先を増やすこと」