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ぼーぼーのアスパラガス・スプレンゲリー

今日は私の好きな植物をご紹介します。その名も「アスパラガス・スプレンゲリー」さん。その名の通りアスパラガスを観賞用に改良したもので、アスパラに似た細かく繊細な姿が特徴です。

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ど〜も〜!アスパラガスのスプレンゲリーと申しやす!!

この植物は元々観葉植物なので主に室内で育てることが多いかと思いますが、私がガーデンデザイナーをやっていた頃は屋外にガンガン植えていました。

この植物はお庭の主役というよりは、名脇役のバイプレイヤーなのです。構造物の角を見せたくない時にアスパラさんをモワモワさせて硬さを和らげたり、ふわっふわのボリュームあるフォルムで雰囲気を出したり。

その節は大変お世話になりました。

乾燥や病害虫にも強く育てやすい植物なので屋内はもちろん、東京以西の気候だったら外でも越冬できます(ただし長時間雪の下敷きになったりすると枯れてしまうこともあります。冬場は葉が黄色くなりますが暖かくなると復活します)。

注意点としては、元気が良過ぎて放置するとボーボーの鳥の巣ジャングルになってしまうことです。アスパラガス・スプレンゲリーさんは自由に生きていくのが好きなお方なのです。

細かい枝はちょっと目を離すとあちこちに好き放題暴れまわります。が、元々線が細い方なので荒々しい雰囲気になることはなく、その自由闊達さに逆に惹かれてしまう自分がいます。

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散髪中のスプレンゲリーさん

ボーボーのジャングルのまま放置しておくと風通しも悪くなりますので、定期的にチョキチョキします。が、あまり綺麗に整え過ぎてしまうとアスパラガス・スプレンゲリーさんの良さを殺してしまうので、なるべくナチュラルに、アンニュイに切ります。

切り花の添え物としてかすみ草のような役割も果たすアスパラガス・スプレンゲリーさん。切った枝はそのまま飾っても爽やかですね。さすがです!

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え〜、そんなに爽やか〜??もっと褒めて!

しかし、ここにも注意が必要です。

ふわっふわで一見柔らかそうに見えるこのお姿ですが、実はトゲが沢山ついているのです。私は剪定や植栽中にこのトゲに何度やられたことか・・・。それでもあなたが好きなんですけどね(照)。

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か弱いアスパラにはトゲがあるのさ

そして小さな小さな白い花も咲くんです。今時期はこんなに大きなグリーンの実が付きます。いずれ赤く色づき、クリスマスみたいな雰囲気になります。実がつくとより一層愛しさが増しますね。

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小さなお花からは想像できないくらい大きな実がつきます

最初は香水瓶に生けてあるくらいの小さな株でしたが、気づけばこんなに大きくモサモサに育ちました。大きい株は3000円以上するものもありますが、大きくなるまで待てる方は1ポット500円くらいのもので十分です。1年もすればだいぶ大きくなりますし、3〜4年で50cm以上は確実に成長します。

観葉植物としてはもちろん、ハンギングや寄せ植え、そしてお庭の雰囲気作りにも一役買ってくれる名脇役、アスパラガス・スプレンゲリーさんのご紹介でした。

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