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金木犀の楽しみ方〜モイストポプリの作り方と香りの効果効用とは

我が家の庭には4mを超える大きな金木犀(キンモクセイ)があり、今まさに満開を迎えております。本日はこの大好きな植物、金木犀をモイストポプリで10倍楽しむ方法をお届けします。

金木犀の活用方法

金木犀の「犀」は「サイ=動物のサイ」です。よく見ると樹皮がサイに似ていることからこの名前が付きました。

日本では庭木や生垣として活用される金木犀ですが、原産地の中国では桂花(グウェイファ)と呼ばれ花を砂糖漬けにしたり、お酒やお茶にして食用として楽しまれています。

金木犀はその強い香りから、日本ではトイレの芳香剤のイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、中国では防虫剤としても活用されるようです。

あれだけ沢山の花が咲いて香りもいいのに、よく見ると虫がほとんど寄ってこないんですよね。アブだけは好きなようですが、多くの虫に好まれない香りというのは意外な気がします。

金木犀は三大香木のひとつ

金木犀はその香りが風に乗って遠くまで届くことから「千里香」とも呼ばれています。春の沈丁花(ジンチョウゲ)、夏の梔子(クチナシ)と並んで、秋の金木犀は香りを楽しむ三大香木のひとつでもあります。

この金木犀の香りは、リラックス効果や鎮静・抗不安効果もあるため、不安や緊張、イライラを解消したり安眠効果もあるそうです。私も眠りに着く前に窓を開けて金木犀の香りを楽しみながら読書するとスッキリ眠れます。

ヨーロッパでは金木犀の香りは潜在意識を高め、願いを叶える香りとも言われているそうで、スピリチュアルの場で使われることも多いのだとか。リラックスさせてくれる香りは心をオープンにしてくれるのかもしれませんね。

また、金木犀の香りには食事の量を抑える効果もあるそうです。オレキシンという食欲を促す物質が金木犀の香りを嗅ぐと減少するため、満腹感が高まるそうです。ダイエットをしたい方は、胸いっぱいに金木犀の香りを吸い込んでみてください。

金木犀でモイストポプリを作ろう

さて、ここからが本題です。素晴らしい香りの金木犀ですが、花の時期は短く1週間もすると終わってしまいます。この香りを少しでも長く楽しみたいという方にオススメなのがポプリ作りです。

金木犀の花は乾燥すると香りが飛んでしまうため、今回ご紹介するのはモイストポプリです。作り方はとっても簡単。

1)金木犀の花を収穫します。手で優しく摘みましょう。

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5分〜8分咲の香りの強いものがオススメです

2)花についているゴミや茎、枯れた花などを綺麗に取り除きます。

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この茎の部分を取り除きます

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かなり地道な作業です。1時間くらいかかりました。

3)軽く乾燥させます(茎をとっている間にある程度乾燥すればOK)。乾燥しすぎると香りが飛んでしまうので、目安は1時間未満で。

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茎やゴミがなくなって綺麗な状態の花弁

4)瓶に粗塩と金木犀を交互に入れます。瓶は蓋が金属製でないものがオススメです(塩で錆びてしまうので)。

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今回用意したのは100均の粗塩。意外といいお塩でした。

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荒塩を入れて均します。瓶が深かったのでスリコギ登場!

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荒塩でお花が潰れてしまうので、お花を多めに入れると白とオレンジの綺麗な層が出来ます(瓶が大きかったので、ちょっとお花が足りなかった)。

5)蓋をしたら冷暗所で約1ヶ月寝かせて完成です

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完成したらまたレポートしますね。しばし冷暗所でお休みください!

モイストポプリの楽しみ方

蓋を開けると、金木犀の香りが楽しめます。バスソルトとして活用するのもオススメです。浴槽がバスソルトNGな場合は、暑いお湯をバケツに汲んで足湯で楽しんではいかがでしょうか。

お茶や出汁用のフィルターにバスソルトを入れておくと、お花が散らばらずお掃除も楽だと思います。いい香りを楽しみつつ、温浴効果でこれからの寒くなる季節にリラックスできるといいですね!

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