見出し画像

賞味期限短すぎ!瞬速スイーツに物申す

最近やたらと賞味期限の短いスイーツが流行っていますね。

30分以内に食べないといけない水信玄餅に始まり、賞味期限10分のモンブラン、58秒以内に食べなきゃいけないぬれ煎餅に、30秒で食べないと萎んじゃうスフレ、ついには20秒以内に飲まなきゃいけないバナナジュースだとぉ?!?!

そんなにすぐ賞味期限が切れちゃうなんて、気合が足りん!!!

客を焦らせる前に、しぼんだり乾いたり崩れたりしない企業努力をしたのかぁぁぁっ!!!

まったく、この「限定」だの「瞬速」だので客を踊らせて購買意欲を掻き立てようなんて、けしからん。

わしゃ絶対の絶対にそんな流行に惑わされんぞっ!

・・・・。

と思っていましたが、どうしても!どうしても一度食べて欲しいということで、こんな瞬速スイーツをお土産で頂いたため、今回は止むを得ずリポートしようと思います。

それは二子玉川のライズに入っている栗専門店「恵那川上屋」。岐阜県恵那地方の名産品「超特選恵那栗」を素材とした栗の創作菓子を作っているお店で、店内に厨房もあります。

この「栗一筋」は1日限定20個、目の前のキッチンで作ってくれる超人気スイーツです。

画像1

13cm×13cm×5cm(深さ)の紙のお重に入ってます

こちらは巷で流行りの賞味期限が短いスイーツらしいのですが、パッケージをよーく見ると・・・

画像2

・・・ん?おかしい。わしゃボケたのか?それとも老眼か??

画像3

製造日時が13:57で?消費期限が17:57?!なんじゃそりゃ〜っ!!!

そんな馬鹿なことがあるかい!なんで栗のお菓子が4時間で賞味期限切れちゃうんだよっ!!しかも分で刻んでくるところがより焦らせるじゃないか。17時57分までに食べなきゃいけないなんて、夕食前にやめろ〜っ!!

でも万が一。万が一ということもありますので、念のためオープンしてみますね。ぱっか〜ん♡

画像4

あららら🌰がいい感じじゃないの〜🎶

これは美味しそうでございますわね♡夕飯前だけど、腐っちゃうと困るからちょっとだけ味見してみましょう。ケーキ、入〜刀〜〜〜!

画像5

うわっ、こりゃてーへんだ!切るのむずい。全然映えないっ!

なんか汚くてスミマセンっ!!お店の人、ごめんなさい。スプーンですくった方がよかったかな??悪気はないのでお許しを。

さて、気を取り直して解説しますと、たっぷりのモンブランの下に生クリームとカスタードの層がございまして、一番下を支えているのがサックサクのフランボワーズのメレンゲでございます。

恐らくこのフランボワーズのサックサク感を味わって欲しくて、サックサクがキープできる時間=賞味期限4時間という結論に至ったのではないかと推察します。包丁でサクサク切る時の感触も心地よく、期待が高まります。

画像6

これが精一杯っす

盛り付けるときも映える状態でお皿に乗せるのは至難の技。あんまりそういうことは考えてないみたいですが、それはそれで潔しとしましょう。

そしてお待たせしました、実食〜!!!

フォークをモンブランに埋めると、更にグッシャグシャになり完全崩壊。しかし賞味期限内であったため、メレンゲのサックサク感はしっかりキープ。気合を入れないとフォークが貫通しないくらいサックサクです、ウェイ!

さぁ、頂きますよ〜、ぱく!

モンブランが濃い〜。濃厚な栗の味に、さっぱりした甘さの生クリームとカスタードが優しく溶け合います。そしてやはりこのスイーツの肝であるフランボワーズのメレンゲが、甘酸っぱくお口の中でサクサクします。

他のものは最悪歯がなくても食べられる程柔らかいのですが、唯一お口の中で存在感を発揮するサクサクした食感がいいアクセントです。

星3つ〜⭐️⭐️⭐️

・・・・。

しかし、少食の私と家族は1回で食べ切れず、賞味期限を完全に無視して翌日に持ち越し。

DAY2。賞味期限が切れてから15時間後・・・・。

「大丈夫かな?」「大丈夫でしょ。全然、余裕余裕」よくある家族の会話。全然気にしない賞味期限。期限は破るためにあるのさ、あはははは、俺って悪だよな。

ということで食べてみましたが、予想通りメレンゲのサクサク感は跡形もなく消えておりました。しかし味的には全く変わらず美味しいまま。

そんなにサクサクをキープしたいならメレンゲの上にチョコレートをコーティングするとか、水分が染み込まない素材を使うとか、4時間で食べろという前にやり方は色々あるよね、やっぱり企業努力が足りんよ。おかわり!!

というわけで、とにかく美味しかった「栗一筋」。皆さんも秋らしい味覚を4時間以内に味わってみてはいかがでしょうか。限定、瞬速に物申しながら食べるのもまた一興ですよ!


この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?