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百貨店でお買い物する理由を考えてみた

みなさんは百貨店、いわゆるデパートといわれるところで買い物をされる機会はありますか?

私の場合、

・食料品、靴、化粧品はデパート

・洋服はショッピングセンター

・ルーティーンで買う日用品はネット

という使い分けをしています。

洋服を買うのは好きなのですが、デパートは高いので衣料品はショッピングセンターがほとんどです。ただ靴だけはショッピングセンターにはいいものがないので、品揃えが多く、靴のフィッティング知識のある店員さんがいる百貨店で購入します。

化粧品も肌に合うか確かめてから購入したいため、店員さんの接客を受け実際試してから購入しています。

食料品は普段は地元のスーパーで買い物をしますが、記念日などのちょっと贅沢をしたいときや、手土産を買う時はデパ地下で調達します。贈答品なども、食品なのでネットは少し抵抗があり、見て買いたい&安心できるところで頼みたいので専ら百貨店を利用します。

ネットで買うものはどこで買っても同じもの(トイレットペーパー、水、などの日用品&消耗品、うさぎのエサ&トイレ砂等)で重いもの、買い置きできるものが中心で、とにかく価格重視のポイントおばけになっちゃいます。

つまり、庶民代表の私にとって百貨店でお買い物をする理由は

・他では売っていないちょっといいもの、贅沢なものを

・目で見て確かめて、試着して、自分に合っているかプロの店員にアドバイスを受け、確認&納得した上で

・綺麗なラッピングと紙袋で特別な気分を味合わせてもらうために買う

のです。ネットでの買い物も沢山利用していますが、では実店舗は不要で全てがネットで完結するかと言うとそういうものでもないと思うのです。

しかしここ最近デパートに足を運ぶと閑散としていることが多く(デパ地下以外)心配になってしまいます。つい先日も東京商工リサーチの記事で「百貨店はついに大閉店時代に突入」という記事を見て、時代を感じました。

そしてつい先日デパートで買い物をしようと思った時、百貨店の存在意義について考えさせられる出来事がありました。

それは化粧品コーナーでの出来事です。

秋に向けて新しいアイシャドーが欲しくなった私はとある百貨店に足を運んだのですが、目的はもちろん実際に自分の顔にメイクして似合うかどうか確かめて購入するためです。

しかし、どのお店も商品には透明のビニールシートが被せられ「コロナの感染防止でメイクはお試し頂けません」とのこと。

ビニールの垂れ幕越しにサンプルのアイシャドーを出されるのですが、手につけるのはいいけれど、メイクするのはNGだそうなんですね。自分でつけるのでもダメですか?と聞きましたがご遠慮いただいておりますの一点張り。

しかし、手につけるのとメイクするのは全く違うので、買う気満々でデパートに行ったにも関わらず、私は結局購入することが出来ませんでした。

そしてデパートの強みって、対面接客と実際に試してから購入できることだよな、と改めて強く感じたのです。

ブランドコスメですら最近はインターネットで安く購入できます。普段買っているものは私もネットで調達していますが、初めて買うものや色を試してみたいものはやはり定価でもデパートで買いたいのです。

その心理はズバリ「失敗したくないから」です。安く買いたいより、せっかく買ったのに自分には合わなかったという失敗を避けたい心理が働くのです。

また、綺麗な店員さんにメイクの仕方を教えてもらったりアドバイスを貰えるのも嬉しいサービスで、定価で買うだけの価値を感じます。

コロナなので仕方ないこととはいえ、その顧客心理が理解できないでいると誰もデパートで買い物なんてしなくなってしまうのではないかと勝手に危機感を覚えてしまいました。

コロナで今まで通りの接客スタイルを変更せざるを得ない業種は沢山あると思いますが、常にお客さんは何を望んでお店に来てくれているのかを考える必要があるのではないでしょうか。

私はずっと接客業に携わっていたので、余計なお世話ながらそんなことが気になりまして、デパート大好き人間としてはコロナに負けずに頑張って欲しいと百貨店にエールを送りつつ、早く試着させてくれ〜と思う今日この頃でございます。笑

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