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SNSの炎上リスクより「発信しないリスク」の方が、はるかに大きいのではないか。


毎日、インターネットのドブをさらえば炎上している人間なんて、いくらでも見つかる。
そのため、炎上や特定リスクなどに怯えて、あまりSNSで積極的に発信しない人は多いんじゃないかと思う。

私は、人様のSNSの使い方にあれこれケチをつけるつもりはない。
ただ、確信しているのはSNSで発信をしないリスクの方が、炎上するリスクより、はるかに大きくなっているのではないかということである。

というのも、私の観測範囲内でも

  • SNSを通じて結婚する

  • SNSで就職先が決まる

  • SNSで商品やサービスを宣伝する

  • SNSでお金を稼ぐ

  • SNSで人脈を築く

などといった「SNSを使ったことで得をした」事例は、それこそ有り余るほど見てきている。

しかし、SNSで得をしている人間は、あまりそれを大っぴらにしないのだ。
だから炎上という大概は数日内に解決するような問題を、人は過大評価してしまうのではないか。


21世紀は、現実とインターネットが限りなく融合していく時代だ。


「SNS」も「スマートフォン」も「VR」も、はたまた日夜登場する新技術だって、現実とインターネットの垣根をなくす、一つの手段に過ぎないのではないかと考えている。


そして、SNSで発信をしないというのは、たしかに炎上リスクは0になるかもしれないが、同時にその「果実」も得られないだろう。

SNSによる人間関係構築は、つみたて投資と同じ。


私の主張は、こうだ。


投資と同じく、SNSでリスクを背負いながらコツコツと評価を積み上げる人と、SNSで何も積み上げない人では数十年後に歴然としたリターンの差が生まれてしまうのではないか。

それは、それは「経済的な豊かさ」だったりとか、「いざというとき人を頼れるか」や「困ったときに質問をしたら返ってくるか」といった生活の満足度にも繋がってくるだろう。


さらに言ってしまえば、インターネットが現実に侵食するにつれ、SNSで発信をしないというのは「いない人として」扱われても、無理はないのではないかとさえ思う。

忘れてはいけないのは、人間が社会的動物である以上、リアルであれインターネットであれ、人と関わらないことは、それなりに大きなリスクであるということである。

※ もちろん、心が疲れたときなどは一旦インターネットから離れたりするのは心を守る一つの手段だと思う。


私は人付き合いが得意ではないが、得意でないからこそ、インターネットで発信をすることは自分の無理のない範囲で続けていくつもりだ。


それが、どんなにくだらない内容だとしても。


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