趙治勲先生との思い出(十段戦第1局編)
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山下敬吾棋聖との挑戦手合七番勝負中、
十段戦も開幕しました。
対戦相手は高尾紳路本因坊(当時)でした。
第1局の治勲先生はあっさり土俵を割った感じ。
いつもの粘り腰はありませんでした。
棋聖戦七番勝負に全精力を傾けていた感じです。
番勝負の第1局は勝率が悪いのでこんなものかと思っていました。
記者室でちょっとした仕事をしていると治勲先生がやってきました。
治勲先生『打ち上げは何時から?』
おいら『7時半からです』
治勲先生『今は何時?』
おいら『7時10分です』
治勲