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のりしろがありすぎるペーパークラフト碁盤を作った

「のりしろ」がありすぎるペーパークラフト碁盤をつくりました。囲碁は「のしろ」があることをPRしつつ、実際につくって遊べるデザイン。

碁盤のペーパークラフトが書かれたページのサンプル画像。 タイトルテキストは、のびしろがありすぎる。「のびしろ」と「のりしろ」をかけている。ペーパークラフトの、のりしろが通常ではありえないほどに大きく広い。碁盤の脚だけのりしろが狭い。碁石は白黒合計12粒つくれる。 下には組み立て参考写真がある。 以下、説明テキスト Q.碁盤の脚はなんでのりしろが普通なの? A.未来のスター(あなた)がサインをするためです。

このペーパークラフトは、「囲碁フリーペーパーココロン」の付録として配布予定です。

ペーパークラフトを今すぐにご自宅のプリンターで楽しみたい方は、画像を印刷してください。
子どもから大人まで楽しめるので、ぜひGWに遊んでいただけると嬉しいです。

この記事では、のりしろを大きくしたきっかけや、フリーペーパーの付録にする理由をお話しします。

のりしろを広くして型を破る

元々は、このペーパークラフトののりしろは普通の大きさでした。
しかし、このままだとインパクトに欠けるのでメッセージを組み合わせることにしました。

囲碁は「のびしろ」がありすぎる
というメッセージを伝えるために碁盤の「のしろ」が常識を越えた広さになっています。

紙工作において、のりしろはあくまでも補助です。
その補助がとんでもなくバカデカいけど、組み立てたら普通のミニチュア碁盤になる設計です。

展開図はまさかの手書き

展開図は手書きでつくり、デザインソフトで清書しました。
理由は、碁盤の細かいつくりを錯視で立体に見せたかったからです。
くりかえし描いては折って、立体に見えるか試行錯誤しました。

画像のままだと碁盤の脚が横長にゆがんでいますが、折ることで立体的に見えます。

ペーパークラフト碁盤の完成見本

また、碁盤の裏も実際にはへこんでいませんが、錯視でへこんでいるように見えます。

ペーパークラフト碁盤を裏向けにした写真

のりしろが広いと難易度アップ

本体部分はかんたんなキャラメル箱です。
ところが、のりしろを広くすると難易度が上がることが判明しました。

なぜなら、デカのりしろが動かしにくいからです。
例えるなら、大きい刀です。大刀は動かしにくいけど、小刀は小回りがききます。
しかし、大刀もデカのりしろも強さという共通点があります。
少し組み立てが難しいけど、箱を支える柱になります。

囲碁フリーペーパーの付録予定です

次回のフリーペーパーは、碁盤特集です。詳しい告知はのちほど更新していきます。

さて、ココロンは他の囲碁フリーペーパーと大きく異なるところがあります。
それは、囲碁の道具に特化していることです。
前回は碁石、次回は碁盤。職人の伝統技術を紙媒体で残すことが目的です。
そこで、碁盤のペーパークラフトを付録にして配布することにしました。

フリーペーパーは紙媒体なので、紙製の付録をつけることができます。
また、囲碁に興味がなくても、付録目的で手に取ってくれる方もいるかもしれません。
ウェブではできない、紙媒体の強みを活かしていきたいと思っています。

最後に
囲碁ののびしろについて、書きつらねると終わりがなさそうです。
限られたページ数でどう伝えるかが課題です。
囲碁フリーペーパーココロンの「のびしろ」も暖かく見守ってくださると嬉しいです。

読んでいただきありがとうございました。


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