JKが3Dゲーム時代にスーファミで囲碁を始めた
囲碁クリエイターBENIOです。
数年前のこと。祖父にもらったスーファミのソフトの外しかたがわからず、そのまま遊ぶことに。そのときのソフトが囲碁でした。
今回は囲碁を始めたきっかけの話です。3Dが流行っていた高校時代に、スーパーファミコンで遊んだ理由や思い出を書きました。
○スーファミのメリット
・AIが弱くて囲碁のハードルが下がった
・レトロな感じが可愛い
×スーファミのデメリット
・電源のつけ方次第でデータが消える
詳しく説明していきます。
3D時代に、ドット絵のマリオを遊ぶため
私が高校生だった頃、多くのゲームデザインが3Dに変わっていました。
3DSはクラスの友達がだいたいもっていて、wiiのグラフィックもポリゴン。
昔のDSですらキャラクターが滑らかに360°動きました。
そんなある日、祖父の家で偶然ほこりをかぶったスーパーファミコンを見つけて、譲ってもらいました。
この時代に、ドット絵でスーパーマリオを遊んだら、新鮮で楽しそうだったからです。
さっそく遊ぼうと思って、ゲームソフトを外そうと引っ張ったり押してみたりしたけど、全然分かりません。
そこで仕方なく、そのまま電源をつけて「対局囲碁ゴライアス」というゲームを遊ぶことにしました。
初めての囲碁ゲーム
ヒカルの碁は読んでいましたが、囲碁はやったことがありませんでした。
それでも、反則場所にはクリックできないシステムなのでなんとか遊べました。
さらに、ハンデ設定もできるし小さいボード(碁盤)から始められる。
レトロなドット絵やミニキャラも可愛い!
夢中になってゲームだけではもの足りず、教室へ通い始めて本格的にルールを覚えていきました。
30年前のAIは、弱かった
1993年の囲碁ソフトなので、AIの思考時間が遅くて弱いです。
現代の囲碁アプリで0.5秒のところが、だいたい5分くらいかかります。
そのかわり、「囲碁=むずかしい」のイメージが覆されました。
30年前のゲーム機は、電源がつきにくい
そして最も難しかったのは、囲碁ではなくてスーパーファミコンの電源をつけること。
ゲーム機の電源なんて、押せばつくものだと思っていたので驚きでした。
電源をつけるためのミッションは主に5つ。
①プラグの接触を良くする
②本体を厳密な平面に置く
③カセットを丁寧にさす※
④反応するコンセント穴をさがす
⑤スイッチボタンをカシャッとスライド
簡単そうに見えますが、1時間かかったときもありました。
ちなみに、最悪の場合はデータが消えます。
安定してプレイするのも難しく、1㎜でも揺らすと電源が落ちます。
スーパーファミコンを見ると祖父を思い出す
祖父にもらったスーパーファミコンがなかったら囲碁を始めなかったと思います。
祖父が元気な頃は対局相手になってもらいました。しあわせな思い出です。
ゲームに、少し「祖父」に似ている「囲碁仙人」がでてきます。
ふたりの「おじいちゃん」にふと会いたくなったとき。
スーパーファミコンを引っ張り出してきて、電源と格闘しています。
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