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【Biz Eye】優れた従業員は、お店の財産。

スーパーで「大山フェア」をやっていた時のこと。

鳥取県の大山(だいせん)周辺の
“旨いもの市”みたいなものです。

大山は牧場で有名なので、
私は「牛乳ソフト(クリーム)」を買いに行きました。

ところが、無かったのです。
プライスカードもPOPもあるのに、商品がありません。

嫁はんとふたりで、
「もう、売り切れたのかなぁ」と話していると、
うしろから声がしました。

「何か、お探しですか?」

女性店員さんが、聞いてくれたのです。

私が「牛乳ソフトは、売り切れですか?」と尋ねると、
「あぁ、いえ、たぶんありますので、
 しばらくお待ちください」
と言って、在庫を探しに行ってくれました。

店員さんが声をかけるのは、よくあることのようですが、
そこはスーパーです。
そんな店員さんは、滅多にいません。

百貨店でもアパレルショップでもありませんから、
お客さまに声をかける方が珍しいのです。

在庫があるのに、商品を切らしていること自体は
問題なのですが、私はこの店員さんに感心しました。

そんな教育は受けていないはずです。

いまのスーパーは、
パートやアルバイトに、そこまでの教育はしませんから。
いや、正社員にもやっていないかもしれません。

牛乳ソフトを出してきてくれた店員さんは、
商品を切らしていたことを詫び、
元気よく「ありがとうございました」
と言ってくれました。

こんな店員さんもいるのですね。

私が、従業員のいる商店のオーナーなら、
こんな人をスカウトしたいと思いました。

多少高い給料を払っても、
きっとお店の財産となってくれます。

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