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【繁盛戦略読本】『町おこしイベントアイデア集』

うれしい悲鳴。町は大渋滞!
<町おこしイベントアイデア集>

町を宣伝するには、それなりの魅力が必要です。

「とにかく来てください。来れば、わかります」
では、誰も反応しません。行きたいとも思いません。

人を呼び込むためには、
「面白そうだ」「楽しそうだ」と思える、
“何か”が無くてはいけません。

そのひとつが、イベントです。
もっともインパクトのある集客法です。

しかし、楽しければ良い、というわけではありません。

お金を掛ければ、
集客できるイベントを仕掛けるのは簡単です。

それが、町おこしに繋がっているかどうかが、
大切なのです。

町おこしと無関係なイベントを成功させても、
その日限りの幻となってしまいます。
リピーターもいなければ、
移住を考える人など、皆無となります。

やはり、町の魅力が伝わるようなイベントが必要です。

「この地域は、楽しいところ」

そんな印象を持ってもらえる
イベントを考えなければいけません。

そのヒントをここでご紹介します。

■「田舎のお正月を味わおう!」体験。

自分の田舎もしくは親の田舎には、
お正月に行ったことがあるでしょう。

しかし、まったく知らない地域の
お正月ってどんなものだろうか、
と思ったことは無いでしょうか。

無い、という方も多いかもしれませんが、
この話を聞いた時から興味がわいて来るはずです。

風習も違えば、おせち料理も違います。
雑煮など、日本全国まったく違っています。

今あなたが思い描いた雑煮とは、
まったく異質なものがあったりします。

たとえば、白みそ仕立ての汁の中に、
あんこ餅が入っているところがあります。
ほら、驚いたでしょ。

それくらい、
地域によってお正月の姿は違った特長を持っています。

これをイベントにするのです。
地域の協力者を探し、いつものお正月に
都会の人をご招待するのです。

私など、ぜひ他の地域のおせちや
雑煮を食べてみたいと思います。

■「本物の農業」体験。

これは、今流行っている
「田植え・稲刈り」や「野菜のもぎ獲り」
などではありません。

土に触れることはとても良いことですが、
それだけでは『農業』のことなど、
20%も理解できません。

土づくりから植えつけ、有機栽培なら雑草抜き、収穫、
さらに泥落としや洗浄、袋づめなど、
市場に出すための準備作業、そして出荷まで。

このすべてをそれぞれの時期だけでも体験して、
農業の本当の姿を知ってもらいます。

すると、出荷できない野菜が
いかに多いかなどを学ぶことができます。

都会の人は、お手軽体験を望む人が多いのですが、
本物の体験をしたい人も多いことを忘れてはいけません。

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