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ザンゲツ記(4)〜ヒスイダイケンキVstarで40戦した振り返り〜

『ザンゲツ記』では、環境トップから数十km離れたところに位置するヒスイダイケンキVstarで闘う様子をまとめています。
前記事を読んでない方は以下マガジンページからどうぞ。

9月30日から始まる「シティリーグ2024シーズン1」
これまでヒスイダイケンキVstar(以下ダイケンキ)を主に使ってきたので、今シーズンはダイケンキとともに参戦しようと思っています。

40戦した振り返り

7月末からの2ヶ月間、ダイケンキデッキで40戦しました。
ジムバ、友人とのリモート、自主大会など、多くの人と対戦できました。皆さんありがとうございます!

戦績は23勝17敗。トレリでも一度だけ3位(16人中)に入れるなど、思ってたよりは戦えているかなと。

ダイケンキを使うきっかけとなったサーナイトexに対しては5勝4敗。
「あの緑の頭に勝ちたい!」
その一心で構築を考えてきたので、1勝でも勝ち越せているのは嬉しい限りです。

ただロスト系デッキがとにかく苦手で戦績は1勝9敗。
ロスバレ、ロスギラ、ヒスイヌメルゴン、悪リザなど、種類問わずロストに勝てません。

悪リザやガブリアスexなど、比較的新しいデッキとは対戦数が乏しいため、大会までにどれだけ当たれるかが課題と思っています。

構築で気にしたポイント

シティもあるので詳しいリストは公開しませんが、構築で気にしたポイントは主に4点あります。

1・後攻時の動き方
2・ダメカンばらまき役を誰にするか
3・かがやく枠を誰にするか
4・ロストにどう勝つか

4のロスト対策は新弾のジラーチに任せるとして(笑)、他3点について感じたことを書いていきます。

1・後攻時の動き方

ヒスイダイケンキVは、残念ながら後1では何もできません。
ワザ「つづらおとし」で相手の道具は壊せますが、アルセウスやルギアのような後に続くワザがありません。またHP220ということで、先2でやられる可能性が高いのもネックです。

先2で倒されると一気に流れが傾いてしまうので、それを補う展開が求められます。ダイケンキを2体目を並べたり、非エクのポケモンをバトル場に出していきます。

その時に役立つのがアブソルです。
ワザ「うずまくわざわい」でダメカンをばらまけるのがとても良い。ミライドンなど先1でベンチを広げるデッキには特に有効打になります。

『ザンゲツ記』(2)ではアブソルを有効打にする動きが分からないみたいなことを書いていました。なのでこうした振り返りができているのは、ダイケンキデッキへの理解が深まった証拠と言えるでしょう。

またX(旧Twitter)のフォロワーさんからいただいたアイデアですが、ディアンシーも良い感じです。先2でダイケンキが倒されにくくなりますし、1エネで20点+2枚ドローのワザも相性が良い。
後1で場に出せなかったとしても、対戦中のどこかで1ターンを生み出してくれることがよくありました。

後攻時はこの2体(特にアブソル)を場に出せると、スタートの出遅れを補えそうです。

2・ダメカンばらまき役について

ヒスイダイケンキVstarは、ダメカンが乗っている相手に大ダメージを与えられます。そのためダメカンをばらまけるアシスト役が必須です。

この枠については、スターミーとマタドガスで迷いました。どちらも151シリーズです。

スターミーは特性「なぞのすいせい」によって誰にでも20点を乗せられます。そのままトラッシュできるのもありがたく、盤上でお荷物になりません。

マタドガスはワザ「スピンガス」によって相手全体に10点を乗せられます。
何より特性「もろともボム」がユニークで、攻撃するかどうか相手が迷うことが何度もありました。
コインの表が出て形勢逆転する瞬間がめちゃくちゃ熱い!

ちなみに「もろともボム」で引き分け(両負け)に持ちこめたことが2回ありました。リベンジパンチやわざわいの箱でも起こり得る展開なので、経験できてよかったです。
※詳しくはポケカの上級プレイヤー用ルールガイドの14ページを参照してください。

この2体を何度も使ってみましたが、今のところはスターミーの方が有力だと感じます。
やはり柔軟に動けますし、マナフィが相手にほぼ採用されている現環境では、マタドガスではばらまき不足になってしまいます。(スターミーで気にするのはフュージョンエネくらい)

とは言ってもマタドガスもやっぱりおもしろい。非常に悩ましい点ですね。

3・かがやく枠について

かがやく枠はゲッコウガとフーディンの2体を試しました。

ダイケンキに対してダークパッチが相性良いので、ゲッコウガも噛み合いが良くなります。
ただ相手にダメカンを乗せることを重視すれば、フーディンのペインスプーンも魅力的です。

現時点ではゲッコウガの方が自分には合っていると感じています。逃げエネ1つで済むのがいいですし、ダークパッチを使いたい場面が多かったので。

フーディンでダメカンを移動できるのも一見良さそうですが、移動するメリットを感じることがあまりありませんでした。ばらまき役のスターミーで十分な気がしています。

インテレオンVmaxのようにダメカンを連発で乗せられるなら、フーディンがよりかがやきそうです。軸となるポケモン次第ですね。

あとそもそも、かがやく枠は不採用説もあるかもしれません。実際のところ試してませんが、なんとなくいけるんじゃないかと思っています。

ヒスイダイケンキVstarを通じて身についたこと

ヒスイダイケンキVstarと向き合ったことで、ポケカ全体の捉え方やプレイングがやや向上したのを感じています。

まずはサイドの取られ方の意識が強まったことが大きい。
後攻時がとにかく弱いので、取られ方を1-2-2-2にするにはどう立ち回ればいいのかをじっと考えるようになりました。
これは他のデッキを構築する時にも役立つでしょう。

またダメカンばらまき系のポケモンもあまり使ってこなかったので、細かい計算も気にするようになりました。
相手がちょうど倒れるようにダメカンを乗せるにはどうすればいいか。その視点で対戦するのは楽しかったです。

こうした自分の上達を感じられただけでなく、勝ち越しという結果になっているのもとても嬉しい。ヒスイダイケンキよありがとう。この良い流れをシティリーグにも活かしたいと思います。

ザンゲツ記もこれが4回目の更新。次を最終回として、シティの結果と振り返りをまとめる予定です。


そして9月20日、シティリーグシーズン1の抽選結果が出ました。

リザーバーやないか〜〜〜い!!!!

追加エントリーは9月28日の18時から!
俺のシティリーグ果たしてどうなる!?デュエルスタンバイ!!


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