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毒ポケはつらいよ〜ガラルヤドキング編〜

ガラルヤドキングVMAXありがとう


『双璧のファイター』で当てて以来、ガラルヤドキングVとVmaxを使ってきました。もともとヤドンが好きなのに加え、他にはないどくワザに惹かれました。

Vmaxのワザ「ダイゲキドク」は、通常10点のどくのダメージが120点になります。その名の通り、相手をじわじわ苦しめる様子がイメージできます。

普通のダメージの与え方ではないので、組み合わせるカードも特徴的なものが多くなりました。おかげで色々なカードに触れることができたと思います。

ただポケカにおける「どく状態」は相手に刺さる場面があまりなく、勝負の面で見れば楽しさよりもつらいことの方が多かったです。

なのでたまに勝てると特に嬉しかったですし、そうやって掴んだ1勝によって、さらに毒沼にはまっていったのでした。

そんなガラルヤドキングもEレギュ落ちとなります。
これまでの感謝を込めつつ、どくポケがどういう点でつらかったのかと、その対策案をまとめようと思います。

今回は話を整理しやすくするために、アルセウスVstarを相手にした場合を想定して紹介します。

天敵

火力不足がつらい

ヤドキングのワザは素点10とどくを合わせて130点を与えられます。ターンが1往復すると250点です。

アルセウスvstarはHP280のため、1往復で倒すには他のカードとの連携が欠かせません。

まず候補に上がるのはいちげきエネルギーですが、1エネ付いただけだと1往復で270点なのであと10足りず。

後述するヒスイオオニューラでカバーできるようになりましたが、それでも複数のカードを求められるのはつらかったです。「いちげき」の名はどこへやら。
他のどくポケも火力が低いので、ここに悩まされるプレイヤーは多いはずです。

進化されるとつらい

たねポケモンをどくにしても、進化されると治ってしまいます。
先攻2ターン目でアルセウスVをどくにしても、以下の流れでよく交わされました。

  1. アルセウスVに130点を与える(どくにする)

  2. 進化される(どくが治る)

  3. 残りHP150のアルセウスVstarに攻撃される

  4. もう一度ダイゲキドクして130点を与える(どくにする)

  5. 残りHP20のアルセウスが逃げる(どくが治る)

  6. トリニティノヴァでエネが付いたポケモンに倒される

最近は少し緩和されましたが、基本的に先行有利とされる中でここを乗り越えるのは大変でした。
解決策も思いつかず、プレイング不足を痛感することも多かったです。

逃げられるとつらい

ミュウVMAXのように逃げエネ0のポケモンには相当不利でした。
またルギアVstarなど、逃げた後すぐにエネ加速できるデッキにもまず勝てません。

最近はモココのエレキダイナモや、サーナイトexのサイコエンブレイス、さらにはオーリムの気迫など、エネのトラッシュを厭わない構築も多く、どくポケはますます厳しい立場になったと思います。

ここまで書いて気付きましたが、どくで苦しめられてるのはむしろ自分だったかもしれません(笑)

対策カード

どういうカードを組み合わせて対策したのか順に書いていきます。

火力アップ

かがやくヒスイオオニューラ
このカードによってどくダメが毎回140点になったことで、アルセウスを1往復で倒せるようになりました。
多くのどくポケ使いにとって、まさに「かがやくポケモン」でした。

考えてくれた人ありがとう

マニューラ(ジムバプロモ)
このカードのおかげで戦い方をガラルと、いやガラリと変えられました。

それまではバトル場でヤドキングを耐久させながら、どくできぜつさせる展開が多かったのですが、マニューラが登場したことでヤドキングをバラマキ役として使えるようにもなりました。

マニューラが出たタイミングでシティリーグに参加したこともあります。戦績は2勝3敗でした。

シティ直後に作った構築画像があるので載せておきます。※ノズパスはキュワワー対策のダイノーズ枠です。

ルージュラ(わがままリップ)
どくダメで130〜150点が乗った相手を倒します。こだわりベルトを付ければ280点にだいたい届きました。

キクコ
かがやくヒスイオオニューラを場に出せない時に、無理やり280点にする1枚です。
相手はまず想定してないカードなので、まだ倒されないだろうと油断しているところを突くことができました。

ちなみにキクコもEレギュ

進化対策

ベトベトンが唯一の対策です。
ベトベターも必要なので、序盤で出す余裕があるか、またそもそも枠に限りがあるので採用に迷う1枚でした。

これまでは使うことがほとんどなかったですが、今後は進化ポケモンが増えそうなので活躍の場も増えるかもしれませんね。

「スカーレット」に収録

逃げられ対策

ガラル鉱山、クラッシュハンマーをよく使いました。
特に鉱山は刺さることが多く、どくダメできぜつさせる回数を増やせました。

鉱山がレギュ落ちしてからはワナイダーを採用するように。
雪道がなくなる新環境でどれだけ活躍してくれるか楽しみです。

すべての対策は難しい

ただしすべてを同時に対策するのは難しいというのが本音で、環境を見ながらどれかに絞って対策してました。

私は火力アップに注力することが多かったと思います。次に逃げられ対策、最後に進化対策という順番でした。

他のガラルヤドキング使いの皆さんはどうでしたか?

戦い方について

私は序盤からヤドキングをバトル場に出していました。相手の何体かにどくをばらまき、マニューラやルージュラなど非エクでサイドを取っていくプランです。

それを意識した構築を紹介します。
「へんなこうどう」のヤドランで回復させながらどくをばらまきます。ゲーム終盤はルージュラと「たそがれのひらめき」で逆転を狙います。

ちなみに各カードの採用理由や詳しい戦い方は以下にまとめています。こちらもよかったら読んでください。

今後は逃げられ対策を重視?

新環境でどくポケを使う際には、どくポケがフィニッシャーになるように逃げられ対策や進化対策を優先すると思います。

ワザの火力で対抗しても勝てませんし、スタンダードで使えるどくポケモンはヤドキングほどHPが高くないので、序盤から出すとサイドレースで勝てない気がします。※直感です。

そうなるともっとコントロール寄りの構築になりそうですね。
妨害札を多めに使ってリソースを枯らし、どくポケでじわじわ追い詰めるプランです。このあたりは色々と使ってみて、また記事にまとめたいと思います。

新カードでは「危険な密林」に注目しています。ヤドキングの意志を引き継いだ新しいどくデッキで使ってみます。

ガラルヤドキングありがとう

冒頭でも書いたように、ポケカではどくが効果的に刺さることがあまりありませんでした。

そのため勝つよりも負けることの方が圧倒的に多いポケモンでしたが、だからこそ勝つにはどうしたらいいかとポケカに夢中になれたと思います。

ヤドキングを使ってたくさんの対戦を楽しめたし、またTwitter(現X)でもヤドキング使いやどくポケ使いの人とつながることができました。

ポケカを始めてまもなくの頃にゲットできて本当によかった。
ガラルヤドキングありがとう。これからもどくポケデッキを楽しむからな。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!
もし「自分はこうやってガラルヤドキングを使ってきた」と思った方がいましたらぜひ教えてください。
*私のTwitterアカウントはこちら

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