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低調になった理由

「プロレス界全体で集まって、何人入ってんだ今日? そんなんだったら別に無理してやる必要ないんじゃないの? チャリティーだって別の形でできるし」「全団体が来てるんだろ? この結果なんだよ。全員の顔がつぶれるよ、これじゃ。もうちょっと考えろよ。プロレス全体の力がこれか? 新日本プロレス一つでやった方が入ってたんじゃねえのか? ここに関しては俺は分からないけど、また出ろって言われたら出るよ。もうちょっと考えた方がいいよ」

5月6日に日本武道館で 日本プロレスリング連盟発足記念~能登半島復興支援チャリティとして「ALL TOGETEHER」が開催されたが、日本武道館を使用したにもかかわらず、4583人しか入らなかったことで、出場選手の一人だったタイチが怒りを露わにした。

他にも原因があるだろうが、自分は気になった部分を振り返っていきたい。

自分の気になった点は、「ALL TOGETEHER」と言われながらも、新日本プロレスとNOAHの流れがリンクしていたこと、エンディングでゲイブ・キッドが清宮海斗を襲撃してGHCヘビー級選手権にリンクされていたり、石井智宏vsマサ北宮、ジェフ・コブも石井をNJPW WORLDTV王座への挑戦者にあうるなど、大会の中に新日本プロレスとNOAHの流れがリンクされていたが、それだったら新日本プロレスやNOAH以外の団体はいらなかったのではないだろうかと思う部分もあった。

昨年の「ALL TOGETEHER AGAIN」では全日本プロレスの次世代勢が活きの良さたことで主役を奪っていったが、今回の「ALL TOGETEHER」で新日本プロレスとNOAHの流れがリンクしている大会なら、全日本プロレスが今回出場しなかったのは正解だった。

そして各団体の選手が揃う中で、劇薬的で刺激的なものがなかったこと、それだけ各団体の敷居が低くなったことを意味しているのかもしれないが、刺激的な部分がなかったのも低調に終わった理由の一つかもしれない。

6月15日にきたえーるでまた「ALL TOGETEHER」が開催され、次回は全日本プロレスも出ることが確実かもしれないが、各団体の敷居が低くなったことで、オールスター戦の意味合いもなくなってきているような気がしてならない

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