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案外過酷だった海外生活2話

いけるっしょー!とぶっ飛んで来たら案外過酷だった海外生活。
前回の話からお読みいただけると嬉しいです☆
https://note.com/igaayu_germany/n/n5d83821bd53d

希望の光 娘

私には今4歳と8歳の娘がいる。
前回の記事のとおり、ドイツに来てから絶賛ネガティブでたいして友達もできなかった私の希望の光が「子ども」でした。子どもができればママ友ができる!世界が変わる!楽しく生きれる!そう願っていた。
1人目の妊娠出産は、それはそれは幸せなものだった。
私はもう一人じゃないんだ!ってすごくすごく心強かった。
ただここで発生したのが「神経質問題」
赤ちゃんの肌に触れるものはキレイじゃないと!埃ひとつない家にしないと!起こさないように物音立てずに生活しないと!娘の食べるものは全てオーガニックで手作りじゃないと!散歩に一日一回行かないと!夜は何時までに寝かせないと!
と、別に誰に言われたわけでもなく自分の内からもともと秘めていた神経質が炸裂し始めたのです。
娘を守る!という本能が強くなりすぎた私にとっては全ての人が敵に思えた。義母に渡したくない!旦那は娘のことちゃんとケアしてない!医者はちゃんと見てくれてない!等々、もう警戒しまくりだった。
娘と通ったベビー教室やプレイグループや近所の公園でちらほらとママ友ができ始め、ドイツ語での会話も完璧じゃないけどできるようになってきていて私の生活もなんとなくドイツに馴染めてきた感を感じていた。
そこにやって来たのが二人目の誕生によるキャパ越えとコロナと引っ越し先でのドイツ人ママ人間関係のトリプルパンチ!
二人目はとてもカワイイがとてもぶっ飛んだお嬢様でして、立てないのにスピンしたり、店でひっくり返ってこの世の終わりショーをしたり、毎日いやがらせレベルの事件ばかりご提供してくださる。まさに好奇心と自我の塊。
コロナで神経質がさらに悪化し引きこもり、日本に帰れずホームシック。
二人目誕生によるアパートの狭さから引っ越した先にはドイツ人ファミリーがたっくさんいるエリアで日々苦笑いの道端スモールトークが苦痛。
今までは静かなアパートで優しいおばあちゃんに囲まれて生活してたので、ここから同年代のドイツ人ママ達と自分とを比較する悪い癖が助長しまくるようになった。
うちだけ片付いてない、私だけ職がない、私だけドイツ語下手、私だけ頼れる実の母が近くにいない、うちの旦那だけ片付けない、うちの旦那だけモラハラ気味、うちの家族だけ旅行行ってない、うちの子だけ友達いない、うちの子だけよく寝ない、うちの子だけ言うこと聞かない
ぁあああああぁぁぁあああ!まぁたやってらぁ!ネガティブ!

この時の私の精神的ストレスはこれまで自分の感情を人にバレずに隠すのが得意だったはずなのに体や行動に現れるようになっていた。
絶叫レベルの全身蕁麻疹、不眠症、ほぼアル中、ブチ切れ必至、かと思いきや号泣。誰にも会いたくないから自分も子どもも引きこもらせ、窓から外の様子を伺い、近所の子がピンポンしてきたら恐怖で震える。
もう自分で自分がコントロールができなかった。

きっかけは長女

こんな状況になっていても私は自分がおかしいとは思ってもおらず、周りが全員おかしいと思っていた。
でも私が変わるキッカケを作ってくれたのは、当時5歳の長女だった。
それまで温厚で手がかからず可愛かった娘が凶変していった。
泣くわ喚くわキレ散らかすわの繰り返しで「この子おかしくなった」と焦り、いてもたってもいられず、近所に住む子どもの精神科医の女性の家をあまりその人の事も知らないのに勇気を出して訪ねた。
「お願いします、助けてください。娘がおかしいんです!」
そこで時間を取って話を聞いてくれた彼女に言われた言葉に私は、号泣したのである…
続く…
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いがあゆ 自己分析で海外生活を生き抜く人

海外在住ママを笑顔にするのが使命
自分の可能性にワックワクできる自己分析サポートしてます☆

ドイツ在住11年 38歳二児のママ
元こじらせHSP

「傷つかない海外生活本」を作るぞ!
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