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作業療法士が現場で働かずにライター?新しい働き方を選んだ理由

新しい働き方に納得できない自分

なんで作業療法士なのに現場で働かないの?
子どもがいたって週2日くらいのパートだったらできるでしょ?
子ども育てながらフルで医療職やってる人、周りにたくさんいるよ?

そんな声が聞こえてきそうで、
というよりも、
いちばん自分がそう思っていて、
この働き方に納得できなかった。

子どもが生まれてから、臨床に戻るために
公的機関も民間機関も含めて預け先などを相談してきた。

8年経ってやっと戻れた臨床
けれども、母子で潰れて続けられなかった。

「OTとして全力で目の前の人と向き合いたい」
そんな私の意気込みに押しつぶされるように、
子どもは学校に行けなくなり、外にも出れなくなっていった

外に出ると疲れちゃうから…という子どもを目の前にして
「自分の家族も幸せにできていないのに目の前の人を幸せにはできない」
そう思って臨床から離れた。

その過程があって今がある。

新しい働き方に向かう覚悟

子どもにとっても自分にとっても生活しやすい働き方。
必要な医療を受けながら、子どもが学校生活を楽しく送れて、
好きなことにも取り組めるようにフォローできる働き方。
それが在宅ワークだった。

はじめ、私にとって在宅ワークは臨床に戻るための「つなぎ」でしかなく、
少しでも医療から離れたくない
その想いだけで、自分が唯一行える「書く」で医療とつながっていると思っていた。

臨床で働けない情けない自分
「頑張れば週1日くらいOTできるだろう」という声に傷つきそうな自分
子どもも育てながら臨床でバリバリ働いている同期を羨ましく思う自分

そんな姿を誰にも見せたくなくて、ずっと殻に閉じこもり、
メッセージのみでやりとりしてくれるクライアントに絞って仕事をしてきた

けれども一人でできることには限りがある。
「外とつながりたい」
と思うようになり、
SNSの扉を開けて目にしたのが「新しい働き方LAB」のX

働き方に悩んでいる
今の自分を変えたい
仕事と子育てのバランスに悩んでいる
外で働くことが難しい
自分らしい働き方を見つけたい

全部今の自分に当てはまる。そう思った。
けれども、阻んでいたのは現場に戻りたいという気持ち
現場を捨てる選択肢になるのではないか、もうOTでいられなくなるんじゃないかという不安
未知の世界に飛び込む恐怖

〆切ギリギリまで悩んだけれども、これしかないと思えて応募した

新しい生き方への決意

そこから始まった人生の転機
と言っても過言ではないだろう

人生における一大決心
子どもを巻き込む、子どもの人生も左右する
今までのように、我慢すればいいのではないか…
さんざん悩んだ末に

自分と子どもを傷つける人から離れる覚悟を決め、
今の状況でできる仕事に真剣に向き合い始めた

つづく

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