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発達障害のある子どもを育てる母の新しい働き方

子どもを優先した新しい働き方

・子どもの通院
・療育
・登校時の付き添い
・下校時のお迎え
・気分や天気によって登校できない日に一緒に過ごす
・天気によって早退する日にすぐに迎えに行く
・宿題に一緒に取り組む
・授業が受けやすくなるために拡大コピーやノートづくりなどの教材の準備

など、子どもに全力で向き合おうとすると、
決まった曜日・時間に出勤する働き方は難しい

月に3回の通院・療育に加えて、
・今日は学校に行けない
・今日は学校に遅刻していく
・今日は早退する
など、もし仕事をしていたら欠勤・早退の嵐になるだろう
急な予定変更が多すぎる

急な事態に子どもをみてくれる人がいない環境だと
外で働き出しても職場に迷惑がかかる未来しか見えないので
いつでも子どもの急な事態に備えられる働き方を選択した

初めての在宅ワーク・何ができるか?

始めて在宅ワークを始めたのはコロナが流行するはるか昔の9年前
主婦の在宅ワークといえば
○ペン先生!
ぐらいしか思いつかなかった

通信教育の添削業務の募集をみたが、
時期によって募集していなかったり
勤務時間の制約で難しかったり
学歴を満たしていなかったり(泣)

いろいろ探した末に〇会の中学生の作文の添削業務に応募した
自分で添削枚数を決められるから、子どものスケジュールに合わせた働き方ができると思ったのだ

でも慣れるまではヒーヒー言いながら最低ノルマ数をこなした
週1回・数枚しか受けられない

正直、報酬は小学生のお小遣い程度
けれども添削業務を通じて社会貢献している
自分の仕事がある
孤独な育児の中で役割を持てることが、
子どものフォローで身動きが取りにくい自分にとって、
何より心の拠り所になっていた

添削業務からライターへ

作文の添削業務は楽しくて、たった週1回だが長く続けた
しかし、段々と報酬がよい仕事をしたいと思うようになり、
ほかに在宅でできる仕事を探すようになった

そこで出会ったのがクラウドソーシングサイトだ
初めは誰でもできるタスク案件をとにかくこなした

そして自分にもできそうな化粧品の使用レビューという案件で
初めてライターデビューをする
クライアントがとてもやさしく、書いたレポートを褒めてくれたので、次も頑張ろうと思えた

スキルがなくても調べさえすれば書ける記事を
今では信じられない格安価格で書いていた
それでも記事を書くともらえる報酬がどれほど嬉しかったか

クライアントに恵まれて早いうちから医療記事を獲得し、
経験を活かした記事を書けるようにもなってきた

その頃は「在宅で働いている」と周りに言おうもんなら
「大丈夫?詐欺なんじゃないの?」
という声が返ってきた時代だったので、
在宅で働いていることは隠していた

新しい働き方に何を求めるか

当時は収入は二の次
仕事を辞めてからは、体調の整わない子どもの看病で
家にこもりきりの生活が続き
社会とのつながりを失った私は
社会参加を求めていたのだと思う

現在は、在宅ワークは3人の子供を養うための大事な収入源であり
新しい自分に出会う機会でもある
在宅ワークの中でも勤務時間が固定されない
自由な時間に仕事に取り組めるフリーランスを選んだからこそできる生活

そのおかげで子どもと向き合う時間もとれている

新しい働き方は今でも実践中
子どもたちと自分にとってのよりよい働き方を模索し続けている
次にめざすフェーズは、勤務という形でなくてもかまわないので
外の世界での実践・オフラインでの活動だ

育児に限らず、家庭の事情で家をなかなか空けられない
外で働きにくいと感じている方はたくさんいると思う

「働く」
「自分にできることがある」
「社会との繋がり」
「母以外の役割」

それまでは外で働いていた状況が
「なにか」によって奪われてしまうと
とたんに自分を失う

自分を活かす新しい働き方ができると
自分を受け入れやすくなり
相手も受け入れやすくなる

家族を大事にしたいなら、まずは自分を大事にする

新しい働き方で得られた教訓

新しい働き方LABの研究員制度
色々な状況で新しい働き方をめざす人たちが
自分なりの働き方に向けて挑戦する場
周りと一緒なら取り組める
ひとりでは難しいと感じる方は、
ぜひ、皆がどのような活動をしているのか覗きに来てほしい

新しい働き方アワード2024・Youtube

新しい働き方LAB研究員制度?という方はこちら


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