平成も終わるのに、未だにヤミ市をやっている街、六角橋のおすすめ飲食店②

さて今回は、「テレビでも取り上げられた歴史ある店」ベスト3です。

・1位「世界長」(季節料理)
吉田類の「酒場放浪記」で紹介されたお店で、私も季節ごとに通っています。
レギュラーメニューもたくさんありますが、なんといってもおすすめは「黒板」です。黒板に書いてあるのは料理名でも値段でもなく、季節の素材名。それを注文すると、大将が煮るなり焼くなりなんか適当にいい感じにしてくれるのです。
でも、お高いんでしょ?
それが、何を頼んでもだいたい700円~1000円くらいなんです。腕のいい大将が厳選された素材で作る本格和食の値段としては破格だと思います。
ちなみに、先日twitterで「徳利の注ぎ口を三角形にすると、注ぎ口の反対側から注ぐことが不可能になるのでマナー講師を撲滅できる」ってネタがバズっていましたが、ここで使われている徳利は注ぎ口が三角ですのでマナーを気にせず気持ちよく飲みましょう!


・2位 「キッチン友」
「孤独のグルメ」を見てここを訪れた観光客の中には、「あれ? 普通じゃね?」と落胆した方もいるのではないでしょうか。普通なんですよ。もちろん美味しいけど特別すごく美味しいわけではなく、盛りはいいけどデカ盛りの店ほどではなく、安いけれど安さが売りの店のようには安くない。有名チェーン店がなかった頃から長きに渡り大学生の胃袋を満たしてきた、そんな普通の店が今どれだけ残っているでしょうか。
現に、姉妹店の「キッチンベル」は数年前に閉店しました。前回紹介した「居酒屋 大洋」の姉妹店の「大洋 えりあNo.1」も去年閉店しました。この店だって、10年後残っているかどうか分かりません。平成最後に食べに行く「普通の洋食」としてこれほどふさわしい店はないと思うのです。写真は「友風焼き」。大量の玉ねぎがご飯に合います。

・3位「お休み処 はら」
news every.で「町で評判の愛されグルメ」として紹介されていたお店。もともとは乾物屋でしたが、38年年前に現在の業態に変えて、それから38年間変わらぬ味の焼きそばとあんみつが食べられます。たぶん、値段もほとんど変わってません。(焼きそば450円、コーヒー300円とかです)
ご主人手作りのあんこのおいしさをストレートに味わえる「クリームぜんざい」(あんこにアイスのせただけ)が個人的にはお気に入りです。


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