目の前からなくなったとしても、解決したわけじゃない

夫がいない間に、部屋を片付けていきます。

夫の要るものは、私の要らないもの。
私の要るものは、夫の要らないもの。

我が家は　Stay　Home　ならぬ　Stay　リビング
ほとんど一日リビングで過ごす。
ワンコも一日リビングで過ごす。
（カタツムリもリビングです）
なので、リビングに物を持ち込む持ち込む。
手の届くところに何でも置きたがるのは、私も夫もワンコも気が合う。
そしてリビングはカオス、物のあふれる場所へと育っていく。

来客があると、物はリビング　→　別の部屋に押し込まれ、
今回のように片方が不在だと、片づけられてそれぞれの場所に移動する。

夫の
脱ぎ散らかしの夏服・冬服・パジャマに上着
１年以上使っていない健康器具
後から読むつもりなのかチラシの束（古いもののある）

きれいさっぱり、夫のスペースに移動する。
すると不思議と自分のものも片づけたくなって物が減る。
※　主語を変えれば私の物も似たようなもんで・・

リビングにあふれていた物がなくなり、落ち着いた空間になる。

けれど、目の前からなくなったとしても解決したわけじゃない。
物を無くした（処分）したわけではなく、移動しただけ。
いずれ、どうするか考える時期が来る。

目の前からは見えなくして、後に回しているものはたくさんある。
押入れの中の着ない（着れない）服。
今まで使った様々な資料（今後要るか要らぬかわからない）
年賀状のケースはもう何十年分。
そして、今はなりを潜めているが暖かくなると出てくる害虫G。

台所で流した油汚れは下水場に運ばれていずれ海へ。
海に流れたものは雨になりまた戻ってくる。
可燃ごみ・不燃ごみ・プラゴミ・リサイクル材。
処分しても燃やされて、埋められて、小さくなって、また戻ってくる。

昔、理科で習いましたね。
状態変化・・氷→水→水蒸気　物質は変わらず廻る。
化学変化・・化学反応式の右辺と左辺で、原子の数と種類は変わらない、
組み合わせが変わるだけ。

目の前から消えても、物はなくならない。
きれいになくなるのは財布の中のお金だけ。

巷で話題の便利なもの、もてはやされているもの。
意匠に凝った豪邸、太陽光発電に原子力発電。
最後はどう片づけるのだろう？

世の中のことにも思いをはせてみるが、
私は私の目の前を何とかしよう。
この積みあがった物も、きっと、５年くらいあれば、何とかなるはず。

※　５年～10年のうちには子どもが一時帰国するだろうから片付くはず！