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クラウドソーシングの依頼文を本当に読めているのか、一度は確認した方がいい。

クラウドソーシングでうまく受注できない…リピートや継続の仕事が来ない…という方は、クラウドソーシングの依頼文を読めていないかもしれないと一度疑って見たほうが良いかもしれません。

家ではたらくカレッジではクラウドソーシングをつかってリアルな仕事と同じ様にライティング案件をやってもらうのですが、その中に依頼文をしっかり読めていない人が必ずいます。正確に数えたことはないですが、受講者の15%~20%があてはまる印象。その後の応募メールや仕事の仕方で読めていないことはすぐにわかります。

「うまく読めない」という自覚があれば気をつけることもできますが、自分は読んでいるつもりという方もそれなりにいます。

読解力に課題があることはなかなか自分では気づけない

日常で文章を書いたり、文章でのやりとりをしている人は自然と読解力も上がっていると思いますが、日常生活では読解力が上がるきっかけがありません。LINEなんかでも、会話をそのまま文章にして、さらにスタンプや絵文字を多用してやりとりすることが多く、文章でのやりとりがうまくなる機会がありません。

日常生活ならそれで問題なくても仕事となると課題です。しかし自分が読解力が不足していると気づくのは難しいこと。一回は全員が「自分は読解力が不足してるかもしれない」という視点で確認するしかありません。

読解力に課題がある人の傾向としては

  • 難しい、わからないと決めつけてしまい、理解しようとしない(なんとか相手に自分がわかるように説明させようとしたり、相手のせいにしたりする傾向が強い)

  • 主語・述語・修飾語・接続語など文章の構成がいまいちわかっていない

  • 文章を飛び飛びで読んでいる

  • 単語を拾って自分で内容を再構築してしまう

  • 自分が知らない単語や漢字を「存在しないもの」として理解を進めようとする

  • 書き手がどんな状況であるのかを想像しながら読まない

などの傾向が見られます。

上記のことに当てはまっていないかを確認しながら、じっくり依頼文を読んでみましょう。なかなか自分では気づくことが難しい部分なので、仲間や先輩にお願いできる様な環境であれば、確認してもらえるとスムーズに気づくことができます。

依頼文を読んでみてよくわからない…と感じたら

依頼文を読んだ時に「よくわからない」と感じたら、工夫が必要です。

①声に出して読んでみる

耳で聞く方が理解しやすいと言う方もいます。声に出して読んでみることで理解力があがるかもしれません。録音して聞く、というのもいいかもしれません。

②隠して少しずつ読む

一度にたくさんの情報量を目にすることでこんがらがっているかもしれません。あえて、一文ずつ読むために他は隠してゆっくり読んでみましょう。

③線をひきながら読んでみる

印刷するなどして大切なところに線を弾きながら読むと、読み飛ばしてしまう、ということを防ぐことができます。これは受講生でも効果を実感しています。

④箇条書きに書き出してみる

目的や条件などを箇条書きで書き出してみると、整理されて理解が深まります。実際に受講生にやってみてもらうとかなり効果を感じます。

⑤実際の仕事をした時に、ちゃんと振り返る癖をつける

クライアントからの返事やフィードバックを「納品できたらそれで終わり」ではなく、しっかり振り返って見ましょう。

人によってどのようにしたら理解しやすいかは異なります。上記の他にもマインドマップを描いて見たり、イラストで表して見たりしたほうがわかりやすいこともあるかもしれません。
自分が理解しやすい方法をみつけてください。

クライアントの状況を想像することが苦手なら、普段のコミュニケーションでも意識しよう

理解力の高い人は、文章に書いてあることだけでなく、その依頼文を書いているクライアントの業種や状況なども想像しながら、読んでいます。

クライアントの気持ちや状況を想像することが苦手だと感じていたら、その依頼文から得られている情報が他の人より少ないかもしれません。日常のコミュニケーションでも相手の気持ちを考える癖をつけていきましょう。

自分の固定概念にとらわれて視野が狭くなっていることも考えられます。「こうあるべき」「こうでなければならない」と考えがちの方は、相手の立場に立つことが苦手な傾向があります。相手の意見に賛同はできなくとも、「そう言う意見もあるんだな」とその意見の存在を容認することを意識することで、多様な考え方を受け入れたり、視野を広げることができます。

すぐに習得できることではないかもしれませんが、自営型テレワーカーやクラウドワーカーであれば、ゆくゆく必要になるスキルですので、いますぐ意識しはじめても損はないはずです。



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