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バロウズおもちゃ箱

(新たに投稿ページを作るのではなく、ここのページを「おもちゃ箱」にします。たまに覗いてみると「おもちゃ」が増えてるかも?)

「バロウズおもちゃ箱」

僕はおもちゃ箱をひっくり返したみないなギャグや、アイディアが好き。SFでもなんじゃそりゃという兵器やアイディアが出てくるとついメモってしまう。根が収集家・コレクターなんだろうなあ。


●サソリに金属の餌を食べさせたら、ブーーーンという音を立てて暗闇で青く発光するようになった。サソリに噛まれたものはサソリ中毒になり、定時にサソリに噛まれないとサソリ人間になってしまう。サソリはレーダービームによってどこにでも移動する。

●燐光を発する重金属小僧(ヘヴィメタルボーイ)は新陳代謝が緩やかで、100年に一度しか排泄しないけど、その時には金くそのぼた山を築きあげる。

●重金属小僧がいれば、希少金属小僧(レアメタルボーイ)、閾域下小僧(サブリミナルボーイ)がいる。

●お尻から垂れ下がった痔が車の後輪に引っ掛かり、車輪は内臓を全部巻き取り、最後にはシュポンと音を立てて眼窩から眼球が、頭蓋骨から脳みそが吸い込まれ、後部座席には脱け殻になった人間がいる。

●昆虫の手足を部品に使った生体ラジオ。

●ハゲ鷹は人の口から臓物を盗んでいく。

●黒曜石を磨いたレンズを使った潜望鏡。潜望鏡で観察していると、ガキの折れた首が沸騰して熱々のカニ🦀の群れが噴き出してきた。
 
●空飛ぶサソリから抽出される催淫剤。接種すると血液が沸騰して、大理石のようなミイラになる。死刑囚に注射して、硬直したものが庭の噴水や、公園の彫刻となる。

●生き埋めにしても地面を喰い登ってくる土喰いゴンザレス。

●エジプトの象形文字を使ったテレパシーで語りかける。←おれのイメージ的には口から六体の阿弥陀仏を出す空也上人像。

●ヒエログリフの巻物の中身は地図だったが、彼の手の中で汚れたトイレットペーパーに変わる。

●宇宙をシミュレートする無重力カプセル。レーザーガンからブーメランにいたるあらゆる武器の練習ができる練習場。歴史上のあらゆる時点、あらゆる地点、あらゆる国のパビリオン。

●水泳プールを共感感覚遮断タンクにするか、魚池にするか、生牡蠣で満たすか。

●赤ちゃんが虎に食べられる。子供のもってたブリキの兵隊がバキューンバキューンと虎を威嚇している。




ウィリアム・S・バロウズの作品、意味不明にもほどがあるけど、こういう奇妙なアイディアが手に入ることがあるから、集めてるよ。「バロウズおもちゃ箱」でも作ろうか。イメージ的にはみかん箱にマッキーで「バロウズ」って書いてあって、開けるとレトロで奇怪なからくり人形とか、ブリキのおもちゃがいっぱい入ってる。希少本だし、まともに読もうとすると頭がおかしくなりそうだから、おれの着眼から「このおもちゃ(アイディアのこと)欲しい~」と思ったのをおもちゃ箱に詰めこんでいく。

それにしてもバロウズの小説ってどうやって本当は楽しめばいいのかな。

バロウズってニューウェーブSFとか、ブリティッシュロックの偉大な人たちに影響与えてるし、無視することはできない。

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