見出し画像

10代から見た日本刀の魅力


こんにちは。ふぱです。
今日は私が大好きな日本刀について書いていこうと思います。

私が日本刀にハマったきっかけ

私は小学校から剣道をやっていたこともあり、もともと刀には憧れのような気持ちを抱いていました。自分の磨いた技で勝負する侍はとても格好良く、自己紹介でも少し語りましたが、水戸黄門が大好きでした。

また、当時テレビの金曜ロードショーで見た『実写版るろうに剣心』や、剣道の師範に聞いて図書館で借りた五輪書(宮本武蔵晩年の著書です)との出会いにより武器としての日本刀に強く興味を惹かれていきました。

そんな私にとって一つの転機になったのがある美術館の展示です。そこは日本刀の展示をメインとした美術館で、そこでの感動が私が美術品としての日本刀に目覚めていくトリガーになったのだと思います。

それから、貯めてあった図書カードとお小遣いをはたいて『週刊日本刀』という雑誌を買い集めました。この雑誌は日本刀の刀身大カラーページが用意されており、素人にはなかなか見えない刃文も楽しむことができました。また、刃文の種類や日本刀を作る工程、有名な刀匠の紹介から鍔、目貫の鑑賞まで幅広く日本刀の知識を身につけることができました。この雑誌がなかったら、ここまで日本刀を好きにはなれなかったと思います。

今は地元の居合道場に通って稽古をしています。かつては刀について語り合えるような友人はいませんでした。しかし運がいいことに、今の道場の師範は居合道だけでなく、歴史、日本刀についても深い知識を持っている方で、日々学ばせていただいています。
稽古に参加される方の中にも本身を所持している方が何人もいて、時折そんなお話しができてとても楽しいです。

私はまだ日本刀を所持していませんが、お金を貯めて脇差を一本持ってみたいです。

私が思う日本刀の魅力

私は、刀の魅力は二つの側面から語ることができると考えています。
それは背景のロマン鉄の美しさ

背景のロマンについてですが、日本刀の技術がある程度完成した平安時代からゆうに千年以上の時間がたっています。それなのに、まだ当時の刀が綺麗な形で残っている。完全ではないかもしれませんが、技術が引き継がれ生きている。こんなにロマンがあるものが世界にいくつあるでしょうか。人間はいつか死んでしまいますが、その刀を打った刀匠の精神や人格は何代もの人に受け継がれ、生き続けていきます。

これは文学、芸術作品にも言えることで、だから本が好きな私は刀に惹かれたのかもしれません。日本刀を鑑賞する時、これを作った人はどのような人なのだろう、これを持っていた人はこの刀を見て何を考えたのだろう。そんなことを妄想して刀を鑑賞するのもいいかも、なんて考えています。

鉄の美しさについてですが、語りたいことが多すぎて困ってしまいます。
たくさん語っても読むのが大変だと思うので、簡素にまとめて話そうと思います。

まずは、刃文です。私が初めて買った雑誌は、池田正宗についてのものでした。この刀の刃文はとにかく派手。まるで荒れ狂う波のような刃文の表現にすっかり虜になってしまいました。
また、虎徹のゆったりとして山にかかる霧のように潤いをもった刃文、
石切丸の月明かりを受けた夜の雲海のような細く上品な直刃。
あげ出したら止まりません。

そして忘れてはいけない地肌。刀にハマってすぐの頃は肌と聞いてもピンときませんでしたが、今はわかります。日本刀の鑑賞の際、最近は刃文よりも楽しみにしているかもしれません。夜空に散りばめられた小さな星屑を永遠にながめていたいように、地肌は無限に鑑賞できます。本音を言うと刀の展示室のガラルケースが鬱陶しくて仕方がない。刀を目のすぐ前まで持ってきて鑑賞したいくらい肌は大好きです。

本当はまだまだあるのですが、長くなってしまうのでこれくらいにしておこうと思います。
私は友人に日本刀について語り合える人がいなかったのでnoteを始めました。まだまだ勉強不足だとは思いますが、刀について、ぜひみなさんからもお話を聞きたいです。
刀について知識が豊富な方はもちろん、刀に興味がある方はフォローしていただけるととても嬉しいです。
最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?