蕨餅について
こんにちは。ictmと申します。
私は、春の季語である蕨(わらび)餅がときどき食べたくなります。
それはプルプルとした食感が味わえるからです。
今回は、角川学芸出版編『俳句歳時記第五版春』
角川学芸出版、2018年
64頁以下64頁に載っている
「蕨餅」という季語について紹介いたします。
「蕨の根からとった澱粉を水に溶き、火にかけて練った後、
冷やし固めて作った菓子。」
次に「蕨餅」という
季語が使われている俳句を紹介いたします。
「一日余さず使ひ(い)わらび餅」
神蔵器が作った句です。
この句について私の推測を書きます。
一日をたっぷりと使って
わらび餅を作った作者の体験が
描かれているのではないかと思いました。
そして誰のために一日を使ったのかを書かず、
想像できるよう余白を残す工夫をしていると思いました。
最後に私が、「蕨餅」という季語を
使って作った句を紹介いたします。
「わらび餅切って時間を忘れけり」
以前、わらび餅を食べやすい大きさにして
食べようと切った際
時間を忘れるほど
夢中だったことを思い出して作りました。
物を引き立てる表現について考え
俳句を作っていきたいです。