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霞草について

こんにちは。ictmと申します。
私は、幼い頃春の季語である霞草が

公園にあるのを見て花が好きになりました。

今回は、角川学芸出版編『俳句歳時記第五版春』
角川学芸出版、2018年
184頁以下184頁に載っている「霞草」という季語について
紹介いたします。

「中央アジア原産のナデシコ科の一年草で、高さは四〇~五〇センチ。
白い花弁の小さな花をびっしりつける。

それがけぶっているように見えることから

『霞草』という。
花束に添える花として使われ、脇役のイメージがある。」

次に「霞草」という季語が
使われている俳句を紹介いたします。

「セロファンの中の幸せ霞草」

椎名智恵子が作った句です。

今から句に対する私の推測を書きます。
全体として作者は、霞草を

大切な人へうれしい報告をするための手紙に添えた事を
描いているのではないかと思います。
「セロファンの中の幸せ」のフレーズから
作者が手紙に霞草を止めている様子を推測しました。
私は、その様子から幸せな空気をとどめたい
作者の気持ちを感じました。
霞草は、昔大切な人と採った思い出のあるものなのかそれとも
作者が大切な人へ季節の到来やうれしさを告げるために

用意したものなのかなど想像が膨らみます。

作者が選択した季語の小さい花をびっしりつける特徴から
作者と大切な人との間には印象深い事柄が

きっとたくさんあるのだろうし
これからも増えてゆくのかもしれないと感じました。

最後に私が、「霞草」という季語を
使って作った句を紹介いたします。

「テーブルの上のチラシと霞草」

この句は、スーパーの文字がたくさん書かれたチラシから霞草へ
目をうつした時に感じた事を句にしたものです。
今後も第一印象を大切にして句を作っていきたいと思います。