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しんどい人こそ読んで欲しい、前向きに仕事へ取り組むための考え方

いつもお読みいただきありがとうございます。
Enjin代表の本田幸大(@kohdai_enjin)です。
みなさまのお仕事や健康のお役に立てればと、noteを執筆しております。

先日、年始めの営業日に弊社の新人社員に向けて話した内容をnoteにまとめました。今日はその続きにもなりますので、まだの方は是非以下のnoteからご覧頂けますと幸いです。

今回は、上記の話を聞いた社員や、ご覧になった方からいくつかご質問を頂きましたのでその回答をまとめております。


▶Q1:仕事をしていて楽しいと思えることがあまりなく、しんどいことばかりです。どのように仕事をしたら、楽しくなるでしょうか?(20代男性)

A1:まず前提として、仕事はしんどいものだ、と心得ておきましょう。もし仮に「仕事は楽しいことしかない!」と言いまくっている人がいたら、それは仕事と言えるほどの業務をしていないか、強がっている可能性が高いです。

なぜなら、楽しい思いをするのは、基本お客さんの立場だからです。その上で自分の姿勢が、お客さんなのか?クリエイター(提供者)なのか?を考えましょう。

例えば、アーティストのライブにお金を払って見に来る人は楽しいですよね。でも、そのお客さんから頂いたお金で、ライブの企画や準備をするひとたち(クリエイター)は、「集客はできるのか?」「進行に不備はないか?」「事故は起きないか?」「お客さんは喜んでくれるのか?」など、多くの責任とプレッシャーが伴うため、仕事中は楽しさよりも不安や心配の方が大きいでしょう。そのライブが失敗して損失が出ようものなら大変です。

このように、"仕事がしんどい"の正体は、任されている責任やプレッシャーの大きさによるものなのです。

では、責任の大きな仕事でも楽しそうにしているひとたちは一体どのように考えているのか?

実は彼ら、「本当の喜びは苦しい経験の先にしかない」ことを知っているため、たとえ今しんどくても目の前のことに対して前向きに取り組むことができるのです。

スポーツや部活も同じです。

今年の箱根駅伝で優勝した青山学院の選手たちが、あの感動と喜びを味わう事ができた陰には様々な苦しい思いがあります。

入部への高いハードル、辛く厳しい練習、レギュラー争い、ライバル校との争い…など、幾多の「しんどい」を乗り越えたからこそ、常人では味わう事のできない感動や喜び、達成感を味わう事ができたのです。

この喜びは高いレベルになるほど肥大し、同時に責任やプレッシャーも比例して大きくなっていきます。

つまり、「しんどい!」と思う時こそ、自分が成長をするチャンスなのです。

ではその中で、どう価値を見出すのか?

これは自分で経験して答えを出すしかありません。

しんどいことに立ち向かいながら果敢にその経験をしていくのも、20代だからできる醍醐味です。

一方で、お客さんという立場についても考えましょう。

基本的にお客さんは与えてもらう立場の人です。責任やプレッシャーもありません。そのため、一見ずっとお客さんでいることは気楽で楽しく、とても幸福なように思えますよね。

でも実は、与えられてばかりの生活を続けると、人はやがて莫大な虚しさに襲われるそうなんです。(何も与えられていない虚無感)

つまり、苦楽というのは表裏一体であり、どちらか一方だけはないということです。この原理を理解しながら、「成長痛」を楽しんでいきましょう。


▶Q2:人生のなかで負の流れを感じたとき、どのように切り替えればよいでしょうか?(20代女性)

A2:まずはその出来事が、本当に負(ネガティブ)かどうかを考えましょう。

たとえば普段、友だちからLINEの返信が来なくて落ち込むひとでも、命の危険を感じるような緊急時には、そのLINEなど気にならないと思います。

なぜなら、命の危機においては意識している優先順位第1位が、命になるからです。しかし命の危機を感じることのない安全な領域に入ると、その命がある状態は「当たり前」になってしまい、意識を向けることはなくなります。

すると、次に自分がネガティブなことに関心を持ち、意識を向けるようになるのです。これは人間が生き延びるためにプログラムされた習性で、天敵や外界からのネガティブをさけるために察知する機能が関係しています。

「LINEの返信が来ないこと」も現代の社会生活において群れから孤立するという一種の危機だと脳は感じているのですが、これは生命の危機ほどの大きなネガティブではありません。

このように人間の欲求は、生存の欲求から始まり、それが満たされて当たり前に変わり、次の欲求を求める。そして、どんどん※閾値(いきち)が上がってしまうのが人間です。 ※ 感覚や反応や興奮を起こさせるのに必要な、最小の強度や刺激などの(物理)量。

友達から返信が来なくてネガティブな感情になるひとは、すでに満たされているものに意識が向けられずに閾値が上がり、普段のありがたみに気が付くことが出来なくなります。

これを回避するには、閾値を下げて、ありがたいと思える心の状態をつくりましょう。感謝できることが増えると、セロトニンが分泌して幸福感も増します。

人は何も意識せずに生きると傲慢になって、レシーバー(テイカー)のアンテナが大きくなり、そのまま性格や人相まで悪くなっていきます。

そうならないためにも、意識的に感謝できることに目を向けることが重要です。脳の悪いプログラムに支配されることなく、地道に続けていきましょう。

そうすれば不幸(ネガティブ)を感じる回数も減っていきます。


▶︎まとめ

自分の感情や感覚は無意識のうちに様々な要因に影響を受けます。だからこそ逆転の発想で、自分の意識や捉え方を変えることで、感情を変えることもできるのです。

感情をコントロールできれば、行動が変わり、最終的には結果までコントロールすることも可能になっていきます。つまり自分次第ではありますが、まずはそのために重要な考え方から学ぶことが重要です。

Enjinでは、ハワイ語で家族を意味する「OHANA」文化を大切にしており、社員を家族と同じくらい大切にしているからこそ、失敗しない方法や考え方を日々社内で啓蒙しています。

人生について本気で考え、学びたいという方は仲間として、OHANAとして迎え入れますのでぜひ、Enjinへお越しください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

株式会社Enjin 代表取締役社長 本田幸大
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