~第205回~『氷川信仰と「ええじゃないか」』
江戸時代末期、大政奉還前後の慶応3年(1867年)8月から12月にかけて、日本各地で空から御札が降ってくるという現象が起こり、それを喜んだ人々が「ええじゃないか」と唱えながら踊り続けたという騒動が勃発します。
事の起こりは諸説ありますが、一説には、慶応3年8月4日、三河国(現・愛知県東部)の東海道の御油宿で、秋葉神社の御札が降ってきたために、人々が大いに喜んだという記録があることから、これが「ええじゃないか」の始まりとも言われています。
その後、「ええじゃないか」は一気に全国