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天文宇宙検定受けてきた!-母の意地を賭けた「負けられない戦い」がそこにある-

小春日和の11月下旬。
第14回天文宇宙検定、3級と4級を受けてきました。

受験のきっかけ

受験のきっかけは、
小2の息子に、宇宙の知識で大きく水をあけられてしまった こと。

子「ママ、『オールトの雲』って知ってる?」
私「えっ・・・と・・・??」

子「そういえば、NASAが火星で水素を作ることに成功したって話、あれ、その後どうなったのかなあ?」
私「ええっと・・・どうなったんだろうねぇ??」

子「ママ、ISSの略称は『きぼう』じゃないからね!『きぼう』は、JAXAが開発した日本の宇宙実験棟で、ISSの一部なの!忘れたの?!」
私「・・・すっ、すんませんでしたぁ!」

息子は、宇宙をテーマにした体験プログラムを行っている「日本宇宙少年団」(←とっても素敵な活動なので、詳しくは今度また書きます)に所属しています。
小1の秋に入団。小1にしては宇宙について詳しかったものの、それでもその時点では、「自称・元天文少女」である私の知識量のほうが上だった。
なのに、2年生になる頃、上述のような会話が日常的に繰り広げられるようになり、あっさり逆転されてしまったことを肌感覚で悟る。
私が知らない天文用語や天体の名前が、息子の会話の節々に出てくるようになったのです。
ある日、ベランダの水道を全開にしながら笑顔で

「トラピストワンの系外惑星で水素を作る実験してる!」

と言われたときには
思わず

「そーゆー実験は、NASAでやって。NASAで。」

と返したね。

学童でも宇宙関連の図鑑や本を読み、どんどん宇宙に詳しくなっていく息子。
それに対し、年齢的なあれこれも相まって、頭の中からどんどん知識が抜けていく母。
これでいいのか、元・天文少女?!
小学校5年生の夏の自由研究で、太陽系の模型作ったぐらい、めちゃくちゃ星が好きだったはずなのに?
いいのか?これでいいのか??せめて息子が小学生の間は、宇宙の知識で息子に負けたくないッッ!!
と思っていたところに訪れた科学館で
「第14回 天文宇宙検定」の受験案内を発見。
「これだッッ・・・!」と、文系母の意地を賭けた、負けられない戦いが始まった。

そもそも「天文宇宙検定」とは

「天文宇宙検定」とは、(一社)天文宇宙教育振興協会が主催する試験。
1年に2回開催され、難易度ごとに1級~4級に分かれています。

〇1級 天文宇宙博士
理工系大学で学ぶ程度の天文知識を基本とし、天文関連時事問題や天文関連の教養力を試したい方が対象

○2級 銀河博士
高校生が学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天文学の歴史や時事問題等を学びたい方が対象

○3級 星空博士
中学生で学ぶ程度の天文学知識を基本とし、星座や暦などの教養を身につけたい方が対象

○4級 星博士ジュニア
小学生が学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天体観測や宇宙についての基礎的知識を得たい方が対象

4級のみにするか、3級も併願するか迷いましたが、受験地が遠方(新幹線推奨の距離)だったこともあり、「どうせ受けるなら!」と併願することに。
近所の書店で「天文宇宙検定 公式問題集」なるものを見つけたので、3級と4級の問題集を買い込んで、日々ちょっとずつ勉強することにしました。

問題集をやってみて思ったのは、
頭ではわかっていたつもりのことも、問題として出されると
「え、これって、どうなんだっけ?」と学びなおす機会になったり
自分が小学校や中学校の頃には学んでいない(もしくは、学んだけど忘れた)事例が出題され、それを調べているうちに新しい知識を得たりするのは、なかなか楽しいなーということ。
放っておくと忘れていくことのほうが多くなってしまったお年頃の私にとって、新しい知識をインプットする作業は、純粋に楽しかった。

受験当日、驚いたこと

4級の会場では、受験者ざっと70人ぐらいの会場に、
小学生(もしくはそれ以下)の子が30人以上 いました。
ちなみに4級の最年少合格者は5歳だそうですよ。5歳て。

そんなわけで、多数の保護者が会場(というか、受験者の席のとなり)まで付き添ってきていて、
「試験が始まったら、まず名前を書くんだよ!」
「マークシートは、こうやって塗るのよ!」
等のレクチャーが、あちこちで行われている。
保護者は直前まで付き添いOK。数分前になると、
「保護者の方はご退出ください」というアナウンスが流れる。新鮮!
そして試験官が全保護者の退出を見届けたうえで、解答用紙と問題用紙が配布される。新鮮!!

どの級も試験時間は50分。
午前は4級、お昼を挟んで午後に3級を受験し、帰路につきました。

試験翌日には公式HPで解答速報公表

試験の解答速報は、試験日の翌日にHP上に公表されます。
ワタクシ、3級・4級でそれぞれ
「ああぁー!初歩的なミスを!やってもうた!!」
と、悔やんでも悔やみきれない個所が何か所かあったものの、
自己採点では、どちらの級も合格していました。祝!!
合格者には「松本零士先生のオリジナルイラスト付き合格認定証を贈呈」ですって!届くのを、楽しみに待ちたいと思います。

そして挑戦は続く

母の意地を賭けた「負けられない戦い」は無事制した今回の試験。
とはいえ、3級はあくまでも「中学生程度の天文知識」という位置づけ。
試験会場で、勢い余って2級の公式テキストを買って帰ってきてしまったので、
今後も、ゆるやかに挑戦しつつ、次なる目標として2級を目指していきたいと思います。

★興味ある方はこちらを是非!★
天文宇宙検定公式HP → http://www.astro-test.org/




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