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非日常のワクワク感を大切にすること


いよいよ今年もあと1日で終わります。
子供が生まれてからは、年末じっくり大掃除をしたり今年の振り返りをしたり、なんで時間はほとんど取れず、気づけば大晦日、元日を迎え、365分の1日でしかないという状態。
今年も同様で、クリスマスが終わってツリーを片付けられたのが28日。毎日の洗濯や掃除が精一杯。隙間で年賀状を書いたり、プチ断捨離したり、買い出ししたり…。そうやって今年も暮れてゆきました。
ただ、こんなバタバタな生活も4年も続けば諦めもつくもので、とりあえずなんとなくキレイになってりゃいいや、お正月らしいことなんかできてりゃいいや、という適当モードが染みつきました。
本当はきちんと大掃除をしてスッキリした家にして、年の暮れから正月にかけての料理やおせちも用意したいところだけど、そんな思いは手放して両実家に顔出すくらいでした。

しかし今年はちょっと意識が変わり、子供達のいるペースに慣れてきたのと、育休中という精神的な余裕からか、おせち用意してみようかなという気になりました。
突然そんな気になった要因のひとつは、長男が4歳になり、四季や行事を理解し始めていること。カレンダーが読めるようになり、四季折々のイベントの存在の話をするようになってきたので、できるだけ風習について触れさせてあげたいなと考えました。

正月、節分、ひな祭り、こどもの日、お花見、お盆、紅葉狩り、年の瀬…。
私の母はこういった風習を一通り(簡単にでも)ちゃんとやる人だったので、私もやはりそれを経験させてあげたいと思うようになりました。
いずれやらなくなるかもしれない、意味があるのかと真剣に考えると形骸化しているものもある。それでも行事を経験した記憶は私に非日常のワクワク感を思い起こさせてくれます。
毎年家族揃ってご馳走食べたな、母がこんな料理用意してくれたな、みんなで初詣行ったな。そんな楽しい記憶があること、非日常をワクワクする経験が、子供達にとってなにかの糧になるんじゃないか。自分の経験からそう思うようになりました。
夫はこういった行事をあまりやらない家庭だったようで、本人もあまりそれに価値を感じないタイプの人です。だから私のできる範囲で、しかも家族の負担にならない程度になるのでたかが知れてるレベルにはなりますが、私なりに我が家の行事を積み重ねていきたい。

子供達がこういった経験からどんな価値観を形成していくのか、はたまたなんの影響も与えない可能性もあるけれど、それはそれでよいのです。家族といえど、一人ひとり違う人間。4人の価値観や希望を擦り合わせながら、我が家だけの丁度良さを形作っていけたらいいな。
これが家庭をつくるってことなんだな、と思い至った年の瀬でした。


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