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普通のおじさんが税理士試験合格目指して25年もかかっちゃった件#11回

確定申告も完了し3月も終わりに近づいてまいりました。税理士試験を受験する方は暗く沈んでいる時期でしょうか。何せ確申時期は勉強できず不安と諦め感に支配されている時期でしょう。「わたし」はこの確定申告時期を何とか乗り越えられたか、がキモだと思っています。
条件はみんな一緒です。自分が勉強できなかった=周りも勉強できずにいます。まずは諦めずに再スタートをきってください。学校に通っている方は行けない時期もあったでしょうが切り替えてまた通うようにしましょう。恥ずかしいことなんてありません(「わたし」が何となく恥ずかしいと思っていたから)!
「わたし」はどうやって切り抜けてきたか。また、専門学校についての雑感を書こうと思います。


「わたし」の学習スケジュール

年を重ねると残業してから帰宅すると眠くて落ちちゃいます。40代は何とか起きていられましたが50代になると寝落ちするともう駄目です。頭が回りません。だから平日に帰ってから勉強するのは諦めました。理論を回す程度でした。相続税でゴールしたのですが最初のうちは通学していましたが、後半数年は通信で受講していて、曜日を決めてその日だけはきちんと視聴していました。ラスト2年は資料コースで特に視聴するものがなかったのでひたすら理論回してました。
そのかわり朝に計算問題を解いてました。会社がフレックスでしたので9時30分出勤として8時に会社へ。この1時間半を計算に充ててました。90分ありますから、75分で総合問題を解いて残り15分と昼休みで答え合わせと間違えた部分の確認に充ててました。因みに退勤が18時30分。ちょっと残業して帰ると9時過ぎ下手すると10時ちかく。ご飯食べてお風呂入って(家族の風呂待ちもあったりする)何だかんだと11時半。そこから本腰入れての勉強は50代にはちと厳しい・・・。30代から40代は総合問題解いて1時半から2時位まで勉強していた時期もあったかな。
学習スケジュールは毎週日曜日にA4の紙を横置きして6分割し、上に日付と曜日(月~土)を記入し、総合問題を解く日、苦手な個別を解く日、重点的に理論回す日、その解く項目・内容等の予定を立てたうえで、完遂した日、出来た項目を赤ペンで消して「よーし!やった!!」という満足感を得ていました。当然できない日もあるので土曜日まで予定を埋めて、できなかった項目を日曜日に充てる。そんな予定でした。
内容としては計算問題が苦手(ポカミスをよくやる)でしたのでミスっても平均点位に踏みとどまれるようにレベルアップする必要がありましたので1週間で総合問題を最低3題解くようにしてました(もっとやってる人もいるはず)。75分ですと完答することができない問題もあるのですが本番を想定して必ず75分で終了としてこの中で最大限の得点を狙うように解いてました。
間違えノートを付けるように、と学校でも言われますので「わたし」もノート付けてました。ただノートにきれいに書くのではなく、間違えた部分を模範解答の上や問題にメモ書きしてそのコピーを保管してました。確認テストや実判、直前模試を解く前には必ずこのコピーに目を通すようにして何も考えずに解答できるようになった項目はコピーを捨ててました。それとこちらが重要で自分がどういう状況に陥るとどういうミスをしがちなのかを注意してました。「わたし」は「あ、わかった、できた!」と心がうかれた瞬間に落とし穴に落ちる傾向(こういう時に補正率なんかを見間違えたり・・・)があったので、このうかれた瞬間に「ヤバいぞ!穴に落ちてないか?何か忘れてないか?」と心を落ち着かせるように気を付けていましたね。自分の性格を知る、まるで修行のようですが自分の性格を変えることとの戦いだった気がします(最後まで、そして今でもあまり変わらない(悲))。

学校について

「わたし」はセンスがないので強く思うのですが専門学校に行かないと合格(科目合格)は難しいと思います(特に税法)。知り合いで簿財を学校に行かず合格した者がいましたが、傍から見ていても相当勉強していました。また、彼らでも教材は二大専門学校のものを入手してましたね。
税法は理論や計算問題の解き方、受験年の傾向等ノウハウを知ることができるし、ここは「わたし」の推測ですが、採点する側からしても例えば理論の解答で同じ言い回しが続いた方がリズムよく採点できると思うのです。独学で解答すると言い回しが違う場所があり、採点者は確認するためによく見る(読む)と思うのです。ちょっと不利かなと。また、みんなと同じ専門学校に通うとできる場所がみんな同じなので少なくともそこでの取りこぼしがなくなるかな。プラスアルファで書くことができれば有利かなと考えます。
通信と通学、可能な限り、特に初学である場合は通学を選択した方が良いです。「わたし」はズボラなので通信ですと受講すべき回が溜まっていっちゃうんです。実際先生も通学の受講生の方が結果が出ていると言ってましたし、何と言っても通学だと周りの受講生の真剣味やピリピリした感じが伝わってきて自分もやならきゃ、という感覚になります。なので、できれば本校、本校が無理ならできるだけ規模の大きな分校に通ってください。規模の小さな分校に行くとほのぼのしてしまっていてその雰囲気に染まってしまいます。「わたし」はその経験をしたので途中から時間がかかるのですが本校に通うようにしてました。
平日夜間と週末ロングはご自身の都合で選択すればよいのですが、できれば平日夜間がおすすめですね。ロングだと平日にスタミナを使い果たし、お昼休憩の後は眠気と戦うことになるのと、午後の理論ミニテストが午前中の内容なので平日中に先回りして理論暗記しておかないとミニテストの意味がなくなってしまいます。週末ロングを選択した場合は学習予定表で先々の理論課題をチェックして予習しておくことをお勧めします。
今はわかりませんが夜間の受講生の方が実務をこなした後時間を割いて出席している方が多いのでより真剣味があるかな。休憩時間中も問題解いている方が多い気がします。居眠りしている人もいますがそうしてでも学校に来ようとする意欲に身を置くことで自分も頑張らにゃ、という緊張感がとても大切です。

解答速報会

リーチがかかるまでは解答速報会に行ってました。そこで9月からの学習すべき科目選択をしていました。リーチかかってからは後は合格だけなので最初の頃こそ行ってましたが結果が伴わないので段々行くのが怖くなり行かなくなりました。国税徴収法を受験していて今年受かったかな?と思った年は勤めていた事務所の先生の勧めもあり行きました。合格基準点に達してましたが落ちてましたね。それ以降は完全に行かなくなりました。その年の予想は外れましたが専門学校の予想はかなりの確率で当たると思っていますので是非とも参加すべきです。
長く受験していましたから受からないまでも何となくの想像がそこそこ当たってました。因みに令和4年の試験はうまくいけば受かったかな?と思いましたが57点で不合格。しかし令和5年は良い意味で外れまして、正直駄目だと思っていましたが結果を残すことができました。
感覚としては
理論:特定居住用宅地等の適用要件が応用理論的にがっつり出題され、しかも数年前にまんま出題されていたのでまぁ、出ないだろうと。ただ相続税では大きな論点ですし何となくは書けるようにしておくか、程度だったのでみんな完答しただろうと・・・。
もう1題は特定一般社団法人のみなし規定が出題されましたかね(大分記憶が・・・)。出題サイクル的にみなしかな?とはあたりを付けていまして、みなしから出るならここだなと、でもあまりにもコアすぎないかい?と。内容と用語の意義を何となく位しか憶えてなくて・・・。ここも個別論点でしたからガッツリ書けた人が多かったかなと。試験終了後、農地の納税猶予とか配偶者関連理論の応用問題とかもっと他に聞くべきところあるだろうに!と、ガックリ感マックスでしたね。
計算:論点があまりなくて、でも複雑なところは複雑で。みんなができるところを間違えたらアウトだろうと思ったのですが自分ができているかというと自信がなく、よって理論で大きく差を付けられ計算で挽回できず、残念!といったところ、50点前半か下手すると40点台か、と予想していました。
合格してから専門学校の先生に合格の報告をした際(解答速報会に行っていなかったので)、こんな感じで解答したと報告すると特定一般社団法人の問題を解答したかしないかで合否が分かれているとのお話でした。
長年受けていると解答速報会が怖くて足が向かなくなります。その意味でも早く合格すべきですね。

あとがき

3,000文字を超えてきたのでそろろそ終わりにします。ここ数回は考えがうまくまとまっていなくて読みにくく、伝わりにくいかと思います。申し訳ありません。これからゴールデンウイークまでが非常に大切な時間です。過去を振り返ると反省ばかりで諦めてしまいますので前を向きましょう!今月末の確認テストで平均点位が取れているとまだここに踏みとどまっている!と大分嬉しかったように記憶しています。そんな「わたし」が合格しているのですから前を向いて頑張ってください。諦めるには早すぎますよ!!
平日はノンアルコールビールに切り替えて週末のチューハイを楽しみの糧にして、まずは1か月です。最善を尽くしてみましょう!考えるのはそれからです。

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