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雪国も、立春

立春だった。
今日は満月でもある。

なんだか春って感じ。
まだまだ西会津は雪だけど、やっぱり立春なのだ。

昨日一昨日あたりから、日中は気温が高くて、
雪が溶ける溶ける。溶ける溶ける。

ぱっと見は変わらない白の雪景色だけど、
歩くと雪はしゃりしゃりの氷になっている。
この前まで高級かき氷のふわふわだったのに、
夏の海の家で食べる溶けかけたかき氷くらいになった。
つぶが大きくてジョリジョリ。

屋根の雪が溶け出すと、日中はずっと雨降りの日みたいな音がする。
ぽたぽたぽたぽた
でも雨ではない。

そしてたまに
ゴゴゴーッ ドスン
屋根の雪が一気に落ちた音である。

自然との距離が近いからか、
四季がよりはっきりしているからか、
季節が移り行く様子が、一日単位で、
 本当に微細な変化として感じられる。

毎日同じ景色でも、全く同じ日は1日もない。

ちょっとずつ変わっているから、すごく小さな変化に見えるけど、実は結構大きい変化だと思う。だって夏と冬って全然違うもんね。

そういう変化に対応するための微調整を日々自動でやっているなんて自分の体はすごい。追いつかなくて体調崩すことがあるのも仕方ない。

もうすぐ5時だけど、だいぶ日も伸びた。
まだまだ明るい。
冬至のころは5時でも真っ暗だったのに。

今日もちょっとだけ散歩してこようかな。
変化を感じに。変化を探しに。
変化に自分を慣らしに。






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