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眞柄真有奈「叶ったつもりでワクワクするだけ 人生が変わる予祝のまほう」

・本書は、ベンチャー企業の経営者、上場企業の管理職を中心にのべ500名以上のコーチングを行い、大学ではコーチングスキルを応用した科目にて、自分らしい人生の創り方を教えているプロフェッショナルコーチの著者が、未来の喜びを先取りして味わい、前向きな精神をつくるという日本の伝統文化の「予祝」の方法を紹介した1冊。

・「予祝」は、日本古来の文化で、農業において作物の豊作や多産を祈る祭礼や神事で、田遊びや田植え踊りなどと一緒に、農耕儀礼の1つとして「予祝行事」が行われていた。
※例として、「お花見」や「上棟式」「お食い初め」などがあるが、詳細については、本書をお読みください。

・予祝が叶う理由として、3つの認知機能が本書で紹介されている。
・「運」について大真面目に研究したイギリスの心理学者がいる。その人になると、「運がいい人」というのは特別な能力があるとか、優れた才能があるとか、人よりも恵まれた環境にいるとかではなく、「自分で自分のことを運がいい(自分はなんとかなる)と思っていること」が、運をよくするための大切な要素の1つであることがわかった。
・自分は「運がいい」と心から思うことで、人は開放的になり、チャンスを逃さず、ピンチもチャンスに変える工夫ができるのだそう。
・だから、運のいい人は不確定な未来において、何が起きても(起きなくても)「私は大丈夫」と言えるのだ。
・日本人は予祝をすることで、前向きな精神を整えていた。厳しい環境にあり、ネガティブになりやすい民族だからこそ、意図的に「私たちの未来は幸せだね」と思うことを行事化することで、悲観的な思考習慣を変え、ピンチでもたくましく生き抜く創意工夫の力を身につけていたのだと考えられる。
※予祝が叶う残り2つの理由については、本書をお読みください。

・著者の予祝のひとつに、「仕事で自分のことを本当によく理解してくれる、PRに強いビジネスパートナーと出会って、より一層楽しみながら仕事をしています」がある。
・著者は予祝後、普段通り仕事をしていたとき、ある商談の席で自己紹介をうながされ、何気なく、「将来はこんまりさん(『人生がときめく片づけの魔法』の著者)のような女性になりたい」と話したところ、商談後に同席していた方の一人が、後ろから駆け寄ってきて「実は昨日、こんまりさんの会社の方に偶然お会いして、誰かPRでサポートする人がいたら紹介してと言われた」と驚きながら話されたとのこと。
・その後、無事に素晴らしいPRパートナーと一緒にお仕事をすることができ、この出版がかなったそう。
・こんなふうに予祝したことの叶い方の中には、自分のまったく予想していなかった方向からチャンスがやってくることや、アップデートされてより望ましい形で叶うことも多々ある。
※このような予期せぬ叶い方を受け入れるためには、どのような心構えが大切かについて述べられているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「予祝とその効果」「叶う予祝を書くための5つのポイント」「予祝マインドを育て、願いが叶いやすくなる10の体質改善」「書かなくてもできる3つの予祝ワーク」「予祝したあとの効果的な過ごし方と叶い方」という章で構成されており、
◇予祝に必要な3因子
◇セルフ〇〇〇〇をやめる
◇後悔しない予祝とその選択に必要なこと
◇なかなか叶わないときに試してみてほしいこといった、悲観的な思考グセが変わり、最高の未来を手に入れるための「予祝」の概要ならびに、思い描いた願いを叶えるためのワークとその後の過ごし方などが収録されている。

著者は、
◇仕事で思うように成果が出せず、ベッドから起き上がるのもつらい状態で無職
◇会社員からフリーランスになったものの経費を捻出するために生命保険を解約するほどお金に困っていた
◇「私は価値なんてない」というところまで追い詰められていた
◇見た目にコンプレックスを抱えて何度ダイエットをしてもうまくいかなかった
など、人生どん底だったが、予祝をして、
◇天職だと思える仕事に出会って起業した
◇家も車も購入し、多くの人と共に仕事をするようになった
◇大学で特任准教授として学生たちの背中を押す立場になった
◇10キロの減量に成功し、国内のビューティーコンテストで優勝し世界大会に出場
というふうに人生を好転させた。
次は、あなたが予祝をして、自身の願いを叶える番です。その方法が本書で紹介されてます。

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