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上原千華子『「お金の不安」をやわらげる科学的な方法 ファイナンシャル・セラピー』

・本書は、「お金の教育をもっと身近に、心から豊かな人生を」をモットーとし、心理学を取り入れたライフプランと資産運用を教えている金融教育家の著者が、お金の問題を心理的側面から解決するサービスの「ファイナンシャル・セラピー」を通じて、お金の不安や恐れと向き合い、やわらげる方法について紹介した1冊。

・お金の不安の解決策のひとつに「資産形成」がある。それの必要性をわかっていながら、なかなか始められない人が多いのも事実。
・なかなか行動に移せない理由として、
①投資は怖い
②お金に縁がないと思っている
③やらない理由を探し続けている
が挙げられている。
・身近な人が生活の基盤を失うほどの損失を被った場合、トラウマになりやすくなる。
・こういう心理状態の人は、投資を躊躇する傾向にある。
・もうひとつのよくある原因として、両親から電話み投資は危険だから、やってはいけない」と言われて育ったケースがある。
・「投資はギャンブル」というインパクトが強ければ強いほど、無意識に「お金に恐怖を抱く」という気持ちを心の奥底に押し込んでいる可能性がある。
※①〜③の詳細、「一番のリスクとは何か」について記載されているが、本書をお読みください。

・ファイナンシャル・セラピーとは、心理学の知見を活かして、お金の問題を心理的側面から解決する心理療法の一分野である。
・一般的なファイナンシャルプランナー(FP)との違いは、財務的なアドバイスのみならず、お金の習慣や考え方を改善する点である。
・本人の価値観や家族関係、ライフステージなどにも配慮して、心理面、経済面から総合的にアドバイスする。
・お金の悪習慣や問題行動は、幼少期からの刷り込みやトラウマが大きく影響しているため、金融知識を身につけたり、金銭管理やライフプランを立てたりするだけでは、根本的に解決しにくいといわれている。
・そのため、ファイナンシャル・セラピーでは、「お金を使う、増やす、管理する」といったお金の基本を見直しながら、カウンセリングなどの心理学的アプローチを通して、その人の根底にある「お金の深層心理」を紐解いていくのだ。
※ファイナンシャル・セラピーの誕生の背景、著者が提供する「ウェルス・ファイナンシャル・セラピー®︎」の詳細については、本書をお読みください。

・本書は、「なぜ今、お金×心理学・脳科学なのか」「ファイナンシャル・セラピーとは」「お金の価値観とライフプラン」「お金の価値観ワーク」「安全に資産運用するには」「資産形成の先にあるもの」という章で構成されており、
◇ファイナンシャル・セラピーにできること
◇お金の価値観はどうやって作られるのか?
◇4つのモデルケースを見ながらの、ライフプランの作り方
◇資産運用で大事なこととは
◇不測の事態の備え方
など、金融知識が身につくだけでなく、自分らしいお金の価値観が明確になり、実現したい未来や自分に合った資産形成ができるようになるお金の新しい切り口として紹介された内容となっている。

科学的にお金の不安をやわらげる方法が紹介された「ファイナンシャル・セラピー」について知りたい方はぜひご一読ください。

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