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弓削徹「あなたの商品のウリを1秒で伝えてください」

・本書は、「ノートパソコン」の名付け親で、現在は、大学でマーケティング論の授業をおこなうほか、全国の商工会・商工会議所で750回超の講演・セミナーに登壇する著者が、ビジネス上の目的や課題を解決する「キービジュアル」の効果と活用法について解説した1冊。

・キービジュアルとは、ウェブサイトやLP(ランディングページ)、あるいはフライヤーなど販売促進や広告表現で使用されるメインのデザインや画像のことである。
・「一枚絵」ともいうべきもので、アイキャッチやメインビジュアルなどとも呼ばれる。これにより商品やサービスへの注目を喚起する。
・そして、キャッチコピーと一緒に提示されることで商品内容を説明したり、メリットを訴求したりする。
・広告表現では、まず目立つこと、人を振り向かせることが求められる。しかし、秀逸なキャッチコピーがあったとしても、「読んでみよう」というモチベーションをかき立てられなければ、話がはじまらない。
・そのような"アイキャッチング"ができるのも、キービジュアルの役割だということができる。
・また、キャッチコピーのような言葉や文章と異なり、キービジュアルが有利な点は「対象者を選ばない」ということである。
・見てほしいターゲットが子供であっても、言葉のわからない外国人であっても、絵柄であれば伝えることができるのだ。
※キービジュアルの効果の詳細については、本書をお読みください。

・キービジュアルで表現するべきなのは、「特徴、機能、・・・・・・」によってもたらされる、ユーザーにとっての「ベネフィット(便益)、メリット、課題解決、ソリューション、おいしさ」なのだ。
・例えば、スターバックスコーヒーは、「サードプレイス」(第3の場所)、1,000円カットは「時短」をウリにしている。
・このウリが商品のベネフィットであり、このことを一瞬で理解してもらえるキービジュアルをつくるべきなのだ。
・本質的なウリを特定することがてきれば、キービジュアル表現をつくる上での目的も明確になる。
・単純にモノやサービスを売っているのではなく、もっと価値を感じるウリの設定とキービジュアル化ができれば、それは差別化となりえる。
※ターゲットの決め方、キャッチコピーの書き方についても述べているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「なぜキービジュアルは効果があるのか」「一瞬で伝わるキービジュアルの使い方」「キービジュアルのつくり方・考え方」「キービジュアルに使う素材はこれだけ」「ツール別・作成のずるいヒント」という章で構成されており、
◇ガムやグミのライバルは〇〇〇?
◇〇〇〇のメリットがお客様を遠ざけていた
◇強い言葉の8パターン
◇キービジュアルのつくり方17のパターン
◇ベネフィット別表現24のヒント
◇写真をレイアウトにする10のヒント
など、秒で伝わるキービジュアルのつくり方ならびに活用法が、たくさんのイラストや事例をを通じてわかりやすく紹介された内容となっている。

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