市川 貴章「アルコネクト」代表

脳卒中・運動器の認定理学療法士を保有。東京都北区の歩行専門リハビリ施設「アルコネクト」…

市川 貴章「アルコネクト」代表

脳卒中・運動器の認定理学療法士を保有。東京都北区の歩行専門リハビリ施設「アルコネクト」経営&リハビリ担当しています。維持ではなく改善を目指したリハビリを追求するアラフォーです!よろしくお願いします!

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知りたい!後ろ歩きの練習は、どんな効果があるの?

こんにちは! 歩行専門の自費リハビリ施設 ARUKONECT (アルコネクト)の代表 市川です。 本コラムでは、後ろ歩きの練習をすると どんな効果が期待できるのかを解説します! <脳卒中> Chenらによると・・・ <内容> ・後ろ歩き ・後ろ歩き+従来のリハビリ <頻度・時間・期間> 週3~8回・10~30分・1~3週間 歩行速度・ケイデンス(一定時間の歩数)・ マヒ側の歩幅・歩行の対称性・バランス・ 歩行能力の向上したとしています。 Wenらによると・・・

    • どっち?変形膝関節症はテーピングが効果があるの?効果がないの?

      こんにちは! 歩行専門の自費リハビリ施設 ARUKONECT (アルコネクト)の代表 市川です。 今回のコラムでは変形性膝関節症に対する テーピングの効果を解説したいと思います。 スポーツが好きな方であれば、 お相撲さんやサッカー選手が関節の周りに テープをつけているのを見たことが あるのではないでしょうか。 テーピング用品はドラッグストアや 通販でも購入することができます。 スポーツの現場やケガの応急処置としても 用いられるテーピングは果たして、 変形性膝関節症の症

      • 知っておきたい!パーキンソン病の患者さんの転倒する原因とその対策

        こんにちは! 歩行専門の自費リハビリ施設 ARUKONECTの代表 市川です。 本コラムではパーキンソン病の患者さんの 転倒する原因とその対策を解説します。 パーキンソン病の患者さんが転倒する原因 パーキンソン病の患者さんの約60%が 転倒すると言われており、最悪の場合、 骨折することもあります。 そのため、転倒を予防することは 社会全体の課題なのかなと思います。 転倒の原因を論文を参考に詳しくみて いきましょう! Muruetaらによれば・・・ ・転倒歴 (過去に転

        • かかとを上げる運動って本当に大事なの?

          アルコネクト代表市川です! 歩行時の歩行速度を向上するためには”推進力”が影響し、重要な役割を果すのが「Trailing Limb Angle(TLA)」です。 TLAとは、大転子から第5中足骨頭へのベクトルと垂直軸のなす角度と 定義され、この角度が大きいほど、推進力が大きいと言われています。 さらに脳卒中の患者さんでは、マヒ側の推進力と連続歩行距離(長く歩く力)には関係があるとも言われており、歩行のリハビリテーションにおいて重要なテーマと言えるかと思います。 推進力

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          どうする?大腿骨を骨折した後のリハビリ~効果的な方法とは~

          ARUKONECT (アルコネクト)代表の市川です! 骨折は、大腿骨のどの部分でも起きる可能性はありますが、今回は大腿骨近位部骨折(つけ根に近い部分)を中心にお話します。 大腿骨骨折後の機能回復について、ホームページのコラムで公開しました。 >大腿骨を骨折するとどうなる? ~機能回復の予測~ 今回のコラムはリハビリがテーマです! 1.効果的なリハビリとは?Pan, Rong-Jia らは股関節機能・日常生活動作・歩行などの項目に分けて運動主体のリハビリにおいて、どの

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