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自閉症と診断されるまで 中編 息子の自閉症スペクトラム

こんにちは、デュークです。

前回に続いて、診断されるまでの過程を、覚えている限りの時系列で綴っています。


小児科医の予約

オーストラリアではGP(General Practice) と呼ばれる一般医に面会して、専門医の小児科医を紹介して貰います。

GPは風邪等の症状の軽い一般的な病気は診療、薬を処方してくれますが、専門医が必要な病気に対して紹介状を書いてくれます。

この医療制度は、GPが症状を診て判断してくれるので確実に症状にあった専門医を紹介して貰えるのですが、いちいちGPに会わなければならない、という側面もあります。

日本と違い、直接、皮膚科や眼科には行けないのです。

緊急事態には緊急病棟もありますが、重症者優先なので軽症者は待たされます。(娘が3才の時に高熱を出したので、夜に緊急病棟に行きましたが、診てもらうのに3時間かかった事があります)

そして、GPに紹介された小児科医に連絡すると。予約は、まさかの半年後….
「まじかよ、長ッ!」
と、思いますよね。オーストラリアでは普通らしいです。

調べたら、日本でも半年待ちはざらとか。
オーストラリアでは小児科医の医師不足が原因と言われています。
コロナ禍では1年待ちになり、現在でも半年以上待ちの状態です。


幼稚園に入れなかった

結局、幼稚園には入れませんでした。

残念…orz

基本的に公立の幼稚園は幼児の入園を断れないのですが、4才の時点で、話す事も出来ない、トイレにも行けない、オムツも卒業していないので、一般の幼稚園の入園は困難と判断しました。

特別学級のある幼稚園に入るには診断書と審査が必要で直ぐには入れないので、特別学級の幼稚園にも入れないのでした。

私立の特別学級にも通わせたのですが、そこは学校のレベルが高いというか、重度の知的障害児には向いていなくて、お試しで入った1学期間(約6週間)で辞める事になりました😥

その代わりにデイケアと呼ばれる、託児所に預ける事にしました。


グレートな施設でした

デイケア

託児所では、本を読んでくれたり、工作をしたりと、幼稚園とそんなに変わらないプログラムがあります。

たまたま、友達の奥さんが託児所で働いていたので、彼女の勤める託児所にしました。

障害者への理解が深い人でもあり、デイケア自体が障児も受け入れる体制が整っている施設でした。年齢で組み分けされていたり、安全面も問題ありませんでした。

デイケアの責任者とも面会して、プログラムも良いし、預ける事に決めました。

実際に子供は先生に懐いて、学校も楽しそうでした😃

デイケアの良し悪し

デイケアは施設により、合う、合わない事があります。

3才の時に預けていたデイケアでは、トイレトレーニングを頼んでいたのですが、やってくれませんでしたね😤

その時は自閉症とは気づかなかったのですが、デイケアの方からもその様な報告は一切ありませんでした

「皆んなと仲良く遊んでいる」と言うのを鵜呑みにしていました。

自閉症児はコミュニケーションが苦手で1人になる事が多いので、少しでも子供の変化を教えて貰えれば発見は早かったかもしれません。


National Disabled Insurance Scheme

NDIS 全国障害者保険制度

オーストラリアは社会補償の手厚い国と言われますが。そうかもしれません。

オーストラリアには政府が運営するNDIS(全国障害者保険制度)があり、全ての障害者は保証されます。

NDISの認可受けた企業が身体障害者、精神障害者の為に様々なサービスを運営しています。
理学療法士(OT)会話療法士(ST)、リハビリ、送迎サービス、私立の特別学校等です。

障害等級の認定にはNDISの認可を受けた企業からのケースワーカーと面談して、医師の診断書と合わせて補償額が決められます。

オーストラリアの制度で良かったと思ったのは、小児科医からの診断に時間が掛かる為に診断書なしでも、ケースワーカーに見て貰い障害認定されるか判断して貰えるのです。

勿論、診断書は後ほど提出しますが、診断書無しでも手続きを進めて貰えるのです。

NDISの手続きから支給までには3ヶ月から半年の時間がかかるので、この臨機応変な対応はありがたいです🥰

後編に続きます。


最後に一言

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
未熟な文章力ですし、時間があまり取れないので乱文、短文になりますが、コツコツと自分のペースで続けていきます。
何か書いて欲しい事がありましたらコメントして下さい。

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