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海が好き! 息子の自閉症スペクトラム

こんにちはデュークです。

夏です、暑いです。
オーストラリアの夏と言えば海!
オージーは海好きです、人口の80%が沿岸部に住んでいるので当然ですね。

今回はビーチで起こったトラブルです。


オーストラリアの夏

オーストラリアは紫外線が強く、最高気温も40度と高くなる日もあるので、多くの人は朝早くから海に行きます。

西オーストラリアは地中海性気候で、年間を通して晴天率が高く、過ごし易いと言われますが、夏は暑くなると子供には危険な暑さになるので、学校では外での運動が中止になったりします。

海に行くなら、特に小さな子供のいる家族は早目に出かけ、昼前には帰ります。私達も8時には到着していました。

Hillarys Boat Harbour

その日は、船着場がある人口ビーチ。波が無く、穏やか。遊具やトイレ、シャワーが充実していて、小さい子供がいる家族に人気のビーチです。

人が多いのは覚悟していましたが、その場所を選んでしまったのを後で後悔します。

海が好きな息子は海が見えた途端に走り出し、海に入って行くのですが、このビーチは遠浅に設計されているので少し安心です。

しばらく娘と息子の3人で遊んでいたら、海の中で水着が脱げてしまいました。脱いだのか、脱げたのか、取り敢えず水中で履かしました。

この日は海に行くのが分かったのか、ボードショーツの水着を素直に履いてくれていました。

その後、妻と荷物番を交代して暫く休んでいると…

浜辺で妻と息子がトラブっているみたいでした。

理由は水着を脱いでしまい、裸になり、水着を履いてくれなかったのです。

ザラザラした砂や、濡れてまとわりつくボードショーツの感触が嫌だったのでしょう。

履いてくれ、と頼んでも聞いてくれません。無理矢理に履かしてもすぐに脱ぐので意味がありません。

私達は7才の息子が素っ裸でいるのは、恥ずかしいなと感じました。

羞恥心とは

自閉症の息子に羞恥心はありません。

周りの目を気にして、恥ずかしいと思うのは私達、大人です。

今、思えば人目を気にせずに海に入れてしまえば良かったのです。

彼の中では、裸になって海に入るのは普通の事なのです。

しかし、その時に私達が取った行動は、暴れる息子を抱き抱えて、無理矢理にその場を離れる事でした。

車に乗せ、人の少ないビーチが近くにあるので移動しましたが、駄目でした。

もうギャン泣きです。癇癪のスイッチが入ったので制御不能です。

息子は船着場の海に入りたかったのでしょう、ココではありません。

駐車場で落ち着かせようと、1時間近く待ちましたが、一度ここまでの癇癪になると、何をやっても無駄。

走ってどこかに行こうとするので、抱きついて止めます。抑えるのに必死です。娘も頑張ってあやしくれましたが、無理でした。

妻も息子の爪で顔に怪我をしてしまいました。

声を掛けてくれる人達

ずーっと泣いてトラブッているので、「大丈夫?何か手伝いましょうか?」と声を掛けてくれる人もいます。

中には「躾をちゃんとしときな!ガキなんてブッ叩けば黙るんだよ!」とか言ってくる過激なお婆ちゃんもいました。

「うっせーっ、ババァ!この子は自閉なんだよ、バカヤロー!」
と、言いたかったけど、もうどっか行っちゃった。まぁ、言わないけどね。

声を掛けてくれた人に、「自閉症だから、パニクルと難しいんだ」と伝えると「私の親戚にも、自閉症児がいるから見て分かるよ。大変だけど、頑張ってね」と言われました。

大抵の人は話せば分かります。知っていると、知らないでは、こんなにも人の対応が違います。

まぁ、とにかく、炎天下で子供達にも限界が段々と近づいてきました。

「あぁ、マジ地獄。最悪だよ!」

と思いながら、どうにもこうにもならないので、最後は車に詰め込んで、帰宅。

車中も最悪。家に帰っても治まらないし。あやしても、お菓子にも見向きもしないので放置。

夕方頃にやっと落ち着きました。多分、癇癪最長記録じゃないかと思います、ここまで激しく長いのは久しぶりでした。

反省から得た予防策

  • 人の多い場所には行かない。

  • ボードショーツではなく、水泳用のタイトな水着を着用する。

  • 更に早い時間に行く。

  • 短時間で済ませる。

  • ヌーディストビーチに行く。

オーストラリアにはヌーディストビーチがあるので、そこなら気兼ねなく、みんなで裸になれるではないか!いいではないか!と思いました。

こうして、私達は経験から予防策を考えだします。子供達にも家族にも負担がかからないようにしたいですね。

翌朝

まだ、昨日の事を覚えていたのか、朝からグズってました。

「しつけーよ!」
って思いますが、それが自閉症です。

でも、学校には行ってくれて良かったです。

最後に一言


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
未熟な文章力ですし、時間があまり取れないので乱文、短文になりますが、コツコツと自分のペースで続けていきます。
何か書いて欲しい事がありましたらコメントして下さい。

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