『天職』という言葉の火の粉
先日、銭湯で湯船に浸かりながら、隣に鎮座している大学生たちの就職活動に関する論辨を謹聴していました。
彼らの話題はもっぱら、「自分の天職がわからない」でした。
自分も同じ時期があったなぁと追憶していると、もうその問題は「解決済」と思考のテーブルから下ろしたことを思い出しました。
その数日前に原田マハさんの『本日は、お日柄もよく』という小説を読んで、仕事が人間をつくり人生を変えていくことを追体験しており、母校である高校から講演の依頼が来ていた自分にとっては旬な話題でもありま